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ポケストップ分布マップに見る地域格差

ポケモンGOにおいてはアイテムが得られ、ポケモンを集めることが可能なポケストップと呼ばれる拠点が重要である。ポケストップが密集しているほどゲームを有利に進められるため、ポケストップがあまり無い地方在住ユーザから怨嗟の声が挙がっている

ポケストップ分布


上図はポケストップ GOの市区町村別暫定ポケストップ数に基づきマップ化したものだ(クリックで拡大)。しかし、暫定ポケストップ数はどうもIngress UPC ReportsにおけるIngressのポータル数を利用しているようなので、現時点では実際にはポケストップではなくポータル数の分布になっている。

よく知られているように、ポケストップはIngressのポータルをベースに配置されている。実際にはポータルが過度に集中しているところや、ローソンなどのスポンサードポータルなどポケストップに変換されていないケースが散見されるが、おおよその分布を掴む分には大きく外さないと思われる。

一見して分かるようにポケストップが都市部に集中していることが分かる。東京都港区には4,000以上のポケストップが存在する一方、1つのポケストップも登録されていない自治体も存在する(マップ登録されていないだけで実際には存在すると思われるが)。

ポケストップ密度分布


上図は1km2あたりのポケストップ密度を示したものだ(クリックで拡大)。こちらのほうが都市部への集中がより良く分かる。ポケストップが集中しているのは東京、大阪、名古屋などの大都市圏であり、ポケストップがほとんどないのは、東北や山陰、四国などの地方だ。

白く表示されている部分は、10km2あたり1つ以下となり、ポケストップに行き着くまで何kmも移動しないといけないことを示す。一方で、トップの東京都千代田区のポケストップ密度は261.2個/km2と極めて集中していることが分かる。

これだけ差があるとゲーム性に著しい差が出る。実際ルアーモジュールが適用されたポケストップが3つも集中していればポケモンの入れ食い状態だが、そうした箇所はほぼ都市部にしかないだろう。田舎のプレイヤーから見れば夢の様な状況に違いない。Niantic APIを用いてリアルタイムにポケモンの出現位置・時間を表示するPokéVisionを見ればよく分かる。

ポケモンGOは実世界の位置ベースのアプリケーションであり、実世界の地方格差をどうしようもなく引きずっている。一方でポケモンGOは実世界に仮想的な価値を追記できるプラットフォームでもある。ポケモンGOが地方格差を解消するようなことはないだろうが、人の流れを変え、地方に新たな光を与えることはできるかもしれない。自民党IT戦略特命委員会はポケモンGOを観光地への誘客につなげて地方創生に活用するよう、任天堂やNianticに協力を求める考えを示したようだが、関係者のアイデアと行動力に期待したい。

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