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ロシア、国ぐるみのドーピング

リオデジャネイロ・オリンピックが間近になり、今日も、日本の男子体操の選手が出発した、とニュースが流れていました。

そうした中、世界反ドーピング機関(WADA)の調査チームは、18日、カナダで記者会見し、2014年ソチ冬季オリンピックなどで、ロシアのスポーツ省が主導して、ロシア選手の禁止薬物使用を隠ぺいする、国ぐるみの不正が行われていた、と断定した調査報告書を公表しました。

WADAは、これを受けて、リオデジャネイロ・オリンピック・パラリンピックで、ロシア選手団の全面的な出場禁止を検討すべきだと、国際オリンピック委員会(IOC)と国際パラリンピック委員会(IPC)に勧告しました。

IOCは、昨日19日、緊急電話理事会で処分を協議しましたが、処分などの決定を延期した、と報じられています。

WADAの報告書では、ロシアスポーツ省が不正を主導、モスクワの検査所で検査結果を虚偽報告する手法が横行、夏冬の大半の競技の選手が恩恵、外部の監視があったソチオリンピックでは検体すり替え、などがあった、ということです。

ロシアは、ソチオリンピックでは、国・地域別でトップの13個の金メダルを含む33戸のメダルを獲得しています。

今回の不正は、5月にアメリカのメディアが、モスクワ検査所の元所長の証言を報じたことで、明るみに出たものです。

ロシアは、報告の客観性を疑問視して、スポーツへの政治介入に当たる、と反発しているそうです。

しかし、国ぐるみの不正を、国際機関に認定された事実は、大変重いものだと思います。

禁止薬物を使用したことは、フェア プレーに反することはもちろん、スポーツのあり方の根幹にかかわることです。

国ぐるみとなると、国際的な監視の強化が必要でしょう。

公平なルールのもとで、正々堂々とスポーツ精神にのっとって競技をする祭典の、オリンピックの直前に、このような報告書が出たことは、大きな問題提起だと思います。

長年鍛えてきた、各国の選手たちが、公平に力を競えるよう、一点の疑問も持たれないよう、迅速な対応を望みたいと思います。

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