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カジノ推進勢力、衆参議席数の過半を確保

さて、参院選2016が終わりました。今回参院選の結果、自民、公明の与党が参院の過半数の議席を獲得、またこれにおおさか維新の会などを加え、憲法改正賛成派が三分の二以上を占める事となり、これより国政では本格的に憲法改正論議が進行することとなります。

…と現在、世の中の話題は憲法改正でもちきりでありますが、私の専門範疇に関して言えば、我が国のカジノ合法化に対する賛否に関しても今回の参院選で一通りの結果が出たのですね。

そもそも、今回の参院選において公約もしくはそれに付随する政策集内で我が国のカジノ合法化と統合型リゾート導入を明確に謳ったのが自民党とおおさか維新の会。対して、それに明確に反対を示したのが共産党、社民党、幸福実現党の3党でした。それぞれの今回参院選における獲得議席数および、非改選組を合わせた参院勢力は以下の通り:

推進派: 計133議席
自民党 56/121
おおさか維新の会 7/12

反対派: 16議席
共産党 6/14
社民党 4/2
幸福実現党 0/0

これに、今回の参院選において正式なカジノに対する立場を示していない政党議席の93議席を合わせて参議院の総議席数は242議席ですから、今回の選挙の結果、自民、おおさか維新のカジノ推進派2党が133議席を獲得し参院の過半を占めました。

一方、衆院に関しては既に前回衆院選において自民党が全体475議席のうち単独で290議席の過半以上を取得しており、おおさか維新を合わせずともカジノ推進派が過半を獲得している状態。即ち、今回の参院選の結果、議席数上は衆参両院においてカジノ推進派が過半を確保することが決定したということであります。

…と、ここまでは我々業界にとっては非常に喜ばしい状況であるわけですが、実はカジノ推進派が衆参両院で過半を確保しているという状況は、今回の参院の公示前も同じ状態であったわけでありまして。。改選前の122議席から133議席に推進勢力が大幅に増加したのは良しとして、状況としては選挙前とあんまり変わらないんですよね。

依然として我が国のカジノ合法化の最大の障害は、既にカジノ推進派が衆参両院で過半を握り、アベノミクスの掲げる成長戦略(日本再興戦略)の中においても「統合型リゾート導入の検討」が明記をされているのにもかかわらず、未だ党としてのカジノに対する正式スタンスを一切示さない公明党にあります。

実は現時点で、何となく関連する省庁方面からは、イマイチ真偽が不明の「この秋にも法案審議が始まるのだ」的なポジティブ・メッセージが流れて来ておるところではあるのですが、まずもって与党間での政策調整が始まらない事には本件は前に進みません。この9月にも予定されている臨時国会の召集後は、速やかに与党間会合をご開催頂き、その場で自公両党での政策調整およびその後の検討スケジュールの確定を期待したいところです。

これは私の周辺の方々には常々申し上げている事ではありますが、この種の「ミズモノ」な政策は事ある毎に一喜一憂しても仕方がないワケで、関係各所が一歩一歩必要なプロセスを進めてゆく(進めさせてゆく)努力を積み重ねるない。引き続き私自身も微力ながら頑張ってゆきたいと考えているところです。

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