北海道新聞サイト:【ウェブ特報】札幌連続女性暴行「容疑者の実家」ネットデマ 電話攻撃の全容(1)「違うって証拠あるのか」
まったくねぇ、こういうのがたくさん沸いてでるから「ネットは怖い」とか言われてしまうのだ。
しかし、もともと犯罪者の実家だってだけで世間から攻撃されること自体がおかしいと思う私からすれば、電話かけてくるバカは論外として、その風評を打ち消さなければならないことに違和感を覚えざるを得ない。
もちろんこの記事に現れたケースでは、誤解を受けたことが経済的損失にも直結するわけで、企業としては誤解を解くことが必要なことも十分理解できるが。
デマでやり玉に挙げられたことが問題なのではなく、そもそも家族に犯罪者が出たことで家族とその企業がや玉に挙げられること自体が問題なのだ。
さて、北海道新聞がこの記事によってネットの危うさを指摘しているのであれば、マスコミにもブーメランとなって降りかかる問題であることも指摘すべきだ。
デマがネットで広まって上記のような事態に立ち至るということに注目しているのだが、マスメディアの方が伝播力は格段に強いのだから、間違った情報が広まることによる被害が大きいのはマスメディアの方である。
特に、北海道新聞がそうだというわけでは必ずしもないが、検察・警察リークを鵜呑みにして垂れ流す発表ジャーナリズムは、そうしたデマメディアに陥るリスクがある。このことを上記記事の続報で指摘すれば、北海道新聞も立派なのだが。
この記事を筆者のブログで読む

北海道大学教授。民事訴訟法、サイバー法を専門とする法学者