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集団リンチをまだ続けたかった愚民主主義

全く驚くが、舛添都知事が辞職するということで、まだテレビがバッシングをやっている。
疑惑の説明が行われぬまま、退任セレモニーもなしで、黙ったまま去っていくのかと、水に落ちた犬を叩き続けている。 

舛添リンチは今やテレビのキラーコンテンツで、視聴率が必ず取れるから、最後の最後までいたぶって悪罵を投げつけたいのだ。
街の声を拾うと馬鹿なおばさんが「逃げられたという感じ」とか言っている。 

舛添が一言も語らず去っていく気持ちはよくわかる。
何を言っても揚げ足取られるだけで、火に油を注ぐ結果にしかならないからだ。
それでも「黙って去っていくとは何事か」とコメンテーターは言っている。「男の器が小さい」などと罵っている。 

残酷非道の民主主義は一体何を望んでいるのか?
おそらく舛添が素っ裸で泣きながら街の中を這いずり回る姿が見たいのだろう。
それでも嘲笑って文句を言うのが愚民どもの残酷性だ。 

『民主主義という病い』で描いた通り、フランス革命当時の民衆の娯楽はギロチンによる処刑だった。
日本人の中にも、上に立つ者をスキあらば引きずり下ろして、リンチにかけたい、処刑台に上げて、首が斬られる姿を見たいという心理が大いにあるのだ。 

湯河原のかつての舛添の別荘は、今、観光地になって、写メを撮る馬鹿が後を絶たない。
今、舛添はどこに住んでいるのか、家族を連れてどこに隠れているのか、どんな惨めな姿になっているのか、マスコミは今後も追い続けるだろう。
法を犯したわけでもないのに、まるで殺人犯のように扱われる舛添とその家族は実に気の毒だ。 

そして、自らの愚かさに全く気付くことなく、民衆は新しい都知事候補をあれやこれやと面白がりながら、予想している。
大阪で過激な改革路線を取って、市民を分断させた橋下徹か?
かつては少女を買春した東国原か?
あるいは嵐の櫻井くんか?そのパパか?
50億円もかけて、再びの人気投票とは、どこまで馬鹿な愚民どもだ?
これが主権者の実態であり、これが民主主義の醜悪さである。

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