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ネット選挙で頑張りたい候補者の皆さまへ冷水のプレゼントです

昨日の続きですよ。

参院選が近くなっております。以前ネット選挙前に選挙というのものを少し経験したことがあるのですが、今回の選挙について数人の立候補予定または立候補検討の方からご相談をいただきました。わたくしの相談は時間3万円ですが、これ系は面白いので電話では無料でやっています。※外出したくないの

で、だいたいは「二世でもないし、組織票もないし、使えるお金も限られているのでなんとかネットで集客したい」ということなんですが、わたくし基本的に冷水を浴びせます。はっきりいって

うちから出馬しないかと言われて決心した

ブログも書いていないし発信するものがない
※だからいまから作りたいというわけですが・・・

という方は、ネット選挙活動は絶対無理だと思います。芸能人とか有名スポーツ選手とか、作家とか、アナウンサーとかそもそもネームバリューがめちゃ高ければその限りではないし、だからいまの国会議員はそんなのばっかりになってるわけですが。

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政策含めて綿密な下準備なし立候補は無意味

まずはこれ。
いままで選挙とか政治に興味がなかったのに、知り合いの政党の幹事長とか党首から急に「××さん、出馬してみない」って言われて「チャンス」とばかり、決意するのは、はっきりいってやめた方が良いです。というかマグレで当選すると困るので止めて頂きたい。

なんでも書いているんですが、政治家って専門職だと思うんですよ。立法府を司るわけですから、立法に詳しくないといけない。だから元弁護士の政治家が多いんですが、弁護士はいまある法律をどのように運用するかという専門家ではあるが、どのような法律を創れば世の中が良くなるかという専門家ではない。大学でも立法を学べるところはたいして多くない。東大の公共政策大学院くらいですかね。

で、立法府にでるわけだから、「憲法9条を守れ」とか「福祉政策をきちんと」とか、素人がいいそうな抽象論を掲げて当選しても、結局は任期の間、下っ端として委員会でじっと人の話を聞いたり、採決の数あわせにかり出されたり、パーティで後援会長に酒注いだりするだけになる。なんでかというと、素人だからでしょ。

民進の長妻さんは、消えた年金のときに名前を馳せて、いまでも年金の第一人者といえば長妻さんです。民進は死んでも長妻さんは残る。あの人より年金に詳しい人は厚生労働省にもいないでしょう。で、長妻さんは元弁護士かといえば違う。確かに慶応の法学部ですけど、元々NECの営業マンですよ。そのあと日経ビジネスの記者に転向しましたけど、好きで年金制度を調べてあれだけの知識を身に付けたわけと推測。民進党には投票しないが、長妻さんには投票するという人も多いでしょう。

なので、知名度の低い人が本当に政治家になるなら、なにかの専門家になるべきだと思う。政治の専門家じゃなくて政策の専門家ね。

専門家であれば「誰よりもその問題については詳しくないといけない」わけで、論戦になったら相手が知らない事実を次々と持ち出して、ディベートで相手を叩きのめして、自分の信奉者にするくらいのレベルでないといけない。論理の矛盾を突っ込まれたり、感情や理想論では論戦できないです。

もし自分が「少子化」「福祉」「TPP」「防衛」「電波法(マイナー www )」みたいな分野の専門家になり、政治の世界でそれを活かそうと思ったら、準備に何年かかりますか!!?

◎ありとあらゆる文献を読破
◎関連施設や企業に話を聞いて回る
◎すでに実現している海外の国で実態を調査する
◎その道の権威(大学の先生あたり?)に弟子入りする・・・聴講生とか押しかけで弟子入りするとか
◎自分が提出したい法案によって国民が得るべき利益はどれくらいになるか、しっかりと試算

みたいなことをしたら、最低で3年くらいはかかるんじゃないの。で、これくらいのことを仕事しながらでも毎日何時間もしていたら、ブログも書けるし本だって書けるし、ブレーンや支持者も見つかるでしょ。政治家の秘書になって基盤を譲ってもらうというやり方ではなく、一点突破で政治家になるには、それなりの準備期間が必要だと思うんですよ。

そしてその道の専門家として本も出して、そこそこ知られれば、政党や政治団体からも声がかかる可能性だってあると思うんですよ。

webで集客するには時間がかかる

ネットに疎い人は、webだけ作れば人がばんばん見に来ると思ってるんだが、そんなに簡単ならアフィリエーターは全員超大金持ちですよ。

このエントリーにも書いたけど、通常ある特定のそこそこ大きなキーワードで検索上位に出ようと思ったら、1年間必死に精進してやっとです。めちゃくちゃ面白くて有用な記事を書ければもっと速い場合もあるが、そんなに生やさしいものじゃない。内容のある記事を毎日書き続け、石にかじりついて数年経過すればバックリンクも増えて、ソーシャルでも回るでしょう。マスコミの取材もはいるでしょう。そのキーワードでテレビ局は検索しますからね。

つまりここでも時間が必要なんです。

出馬が決まって慌ててブログ書いたりサイト作っても意味ないんです。つまりこちらも

政治家になるならしっかり準備しろ

ということになります。これって実は商品やサービスと同じで、自分という商品を他にないオリジナリティを持たせて磨き上げるのに数年、つまり商品開発ですな。で、それの認知を高めるのに必死に毎日更新して数年。そしてネームバリューをあげて浸透させるのにも同時に数年という時間を掛ければ、選挙資金がなくても当選の目は少しは出てくると思うんです。

そんなわけで、商品やサービスの開発も、政治の世界での自分の開発も、手法は全く同じという話でした。

ところでKindleのPaperWhiteをセールでゲットしたわたしがまず買ったのはこれです。宮本武蔵の吉川英治の111作品が一冊にまとまって200えん!!!三国志や宮本武蔵、そして短編までたくさんはいって200円。読破するのに何ヶ月かかるねん!!超オススメ。

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