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「承認願望」は民主主義の病い

日本だけなのか、世界中なのか、人々の「承認願望」がどんどん強くなってる気がする。
フェイスブックやツイッターその他SNSの発達で、「私を見て!私を承認して!私は凄いでしょ!私は特別でしょ!」という「承認願望」は膨張する一方で、ついには増上慢が噴き上がって、「俺さまはえらいだろう!」という手が付けられない輩が跋扈するようになった。
家族や共同体の崩壊が進む中で、今後もこの傾向は肥大していくことだろう。

わしのような創作物を売って商売している者は「承認願望」が必要な人種である。
なるべく多くの人々から承認されなければ食っていけない身分だ。
承認されたいのが先か、食い扶持の確保が先かと言えば、わしの場合はどちらでもなくて、創作意欲が第一である。
「こんなことは人が考えたことがないのではないか?
こんな物語
を生み出したい。こんなキャラやこんな場面を絵にしてみたい」という欲望がまず第一に湧いて出て来る。

漫画をカットとして描き始めたのは幼稚園の頃からで、ストーリーを描き始めたのは小学生になってからである。
最初の読者は妹だけで、次に近所の子となり、さらにクラスメートとなっていく。
高校生でプロを意識して、大学生では漫画愛好会などには入らず、雑誌に投稿するようになった。

創作者は個人的な創作意欲を、いっそ商売にすることで生活を成り立たせることができれば・・と思うから「承認願望」が必要になる。
わしの場合は「承認願望」=「商売」なのだ。
「承認願望」を捨てたら、作品は描くだけで満足して、自分の机の中にしまっておくだけになる。
創作したものを「見てほしい」という意欲が第二に出て来るから「承認願望」に繋がる。

最近の人々がSNSで「承認願望」を充たすのと、作家の場合は全然違う。一般人の「承認願望」はいくらか病気の傾向がある。
例えば秘書みなぼんは、それらSNSで何かを発信することは全然ない。
みなぼんの「承認願望」は仕事を通じて、わしに認められることくらいだろう。
よしりん企画のスタッフたちも、仕事を通じてわしに承認されればいいだけで、SNSで他人に繋がる意欲はないようだ。 

昔は誰もが家族・友人・職場くらいから承認されれば、それで充足していた。
だが、SNSが登場して、人々の「承認願望」は爆発的に肥大した。
「私を見て!」「俺さまを見よ!」の大合唱となった。
まさに「民主」の「主義者」である。 

人を見るときに、この人物は「承認願望」が肥大した者か否かで判断するのは大切である。
わしは言論人・知識人まで、そのように見ている。

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