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アップル、減収減益で株価8%下落。Rotten Appleとは手厳しいが・・・

昨日(4月26日)発表されたアップルの四半期決算は、アナリストの事前予想を下回るもので、今四半期予想も期待を下回るものだったので、時間外取引で株価は8%以上下落した。

CNBCにはRotten Apple:stock plunges 8% on earings,revenue missという記事が出ていた。直訳すれば「腐ったアップル。売上・収益が予想に届かず株価8%下落」ということだ。だが多少英語に関心のある人はRotten Apple(腐ったリンゴ)という言葉からある諺を思い出すかもしれない。

それはThe rotten apple injures its neighbors「一桃腐りて百桃損ず」というものだ。またOne rotten apple spoils the barrel「一つの腐ったリンゴが樽全体のリンゴを駄目にする」というのも同じ意味だ。

アップルの減収減益の最大の理由は中国でiPhoneの売上が落ちたことだった。アップルが前年同期比で減収になるのは2003年以来のことだそうだが、それをもって「腐ったリンゴ」と断じるのは手厳しいと思った。ただし「腐ったリンゴ」から上記のような諺を想起すると書き手が言外に意味するところの何かが伝わってくるような気がした。

一つはアップルの株価が8%下落したということは、46億ドル(約5千億円)の株式時価が数時間で消失したことを意味する。投資家心理や株式市場全体に与える影響は少なからぬものがあるだろう。

次に時価総額世界最大の企業の業績が中国市場に大きく影響されるということを改めて認識したことだろう。

アップルの四半期決算の事前予想は、売上高519.7億ドル一株当たり利益2ドルというものだったが、実績は売上高505.6億ドル一株当たり利益1.9ドルにとどまった。

iPhoneの出荷台数は前年同期比16%減少して51.19百万台だった。また大中国(香港・台湾を含む)での売上高は前年同期比26%減少して124.9億ドルにとどまった。

アップルのクックCEOは「アップルはアンドロイドやその他のプラットフォームから他社を上回る乗り換え客を獲得している」と述べている。この見解が正しければ、急成長を続けてきたスマートフォン市場全体が減速時期に入ったのかもしれない。

アップルの業績鈍化は、IT業界全般への警鐘なのだろうか?だとすればポートフォリオという樽全体が劣化する前に多少IT株の比率を見直しておいた方が良いかもしれない・・・などと考えている。

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