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原油相場、方向性に欠け閑散

3月25日のNYMEX WTI 原油先物は小幅続落し、前日比20セント安の$105.40/bblで引けました。引け後の時間外取引は$105/bbl台半ばです。

欧州の信用懸念や日本の原発事故で放射線物質の漏洩が深刻化していることなどで上値を抑えられる一方、緊張の続く中東・アフリカ情勢や米国の第四四半期GDP上方修正などが下値を支えます。

決定的な方向性を決めることができず取引は終日閑散で、大きな新規材料を待っている状況です。

リビアでは多国籍軍による空爆が続く中、地上戦では引き続きカダフィの政府軍が優勢のようで、状況に進展はありません。イエメンの反政府デモは数万人規模で行われ、内戦の危機に瀕しています。シリアなど他の中東諸国に広がる反政府デモの動きも終息の気配がありませんね。

とはいえ、これらの状況は既に相場に織り込まれており、湾岸産油国での混乱拡大といった事態が生じない限り、原油相場が大きく上昇するのは困難でしょう。

湾岸で一番緊張の高まっているバーレーンでは、サウジなど周辺諸国も含めたの治安部隊がデモの動きを抑え込んでおり、表面的には平静となっています。

日本の原発危機は一時のパニック的な反応こそ落ち着いてきましたが、ここにきて放射性物質漏洩の深刻さが再び取り沙汰され、復興に対する懸念材料とされています。

また、流通の混乱で地域的な品薄はあっても、備蓄の放出や稼動中の製油所での増産によって日本国内全体での石油製品の供給不足が回避されているため、石油製品輸入が通常以下の水準となっていることも、原油相場には弱材料です。

引け後に米国商品先物取引委員会(CFTC)が発表した3月22日時点の建玉報告では、ヘッジファンドによる買い越し幅は前週比0.3%増と横這いです。前週の相場急落急反発で大きく減った後は、相場の動き同様に小幅の変動に止まっているようですね。

総取組高は前週比4.9%減ですから、相場の保ち合いで取引離脱が進んでいるようです。

(参考図表)

2011/3/25
NYMEX WTI May $105.40/bbl ( -0.20 )
20日移動平均: $101.18 ( +0.44 )
ボリンジャーバンド
 +2σ: $106.60 / -2σ: $95.75
 幅: $10.84 ( -0.25 ) / 100日平均: $11.00
ボラティリティ
 27.53 ( +0.07 ) / 100日平均: 26.67

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