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アルファベット決算が心配に値しない理由とは

By DAN GALLAGHER

 米グーグルの四半期決算の後、投資家が若干動揺することが多いのには理由がある。グーグルは、ウォール街の予想に沿った成績を出すことが苦手なのだ。

 それは、以下のことからも分かる。ファクトセットによれば、グーグル(現在は持ち株会社アルファベットの傘下企業)の四半期決算は、過去12回のうち8回で市場予想を下回っている。21日に発表された1-3月(第1四半期)決算もそうだった。調整後の1株当たり利益はアナリスト予想を6%ほど下回った。為替の悪影響のあった売上高とともに、決算は市場予想に届かなかったと判断され、アルファベット株は時間外取引で5%以上下落した。

 しかし、投資家はパニックになるべきでない。アルファベットの売り上げの圧倒的過半数を占めるグーグルの検索広告事業は好調だった。ペイドクリック数(広告クリック数)は、グーグルや関連サイトでの売り上げ創出活動を計測する主な指標だが、前年同期比29%増加した。

 グーグルはモバイルの決算を個別に公表しない。だが、ルース・ポラット最高財務責任者(CFO)はモバイル検索が「かなり好調だった」ため、自社サイトからの収入が20%増加したと述べた。

 確かに、アルファベットのボトムライン(純利益)は潤沢で健全であるものの、多くのもうけを出すためには、なお多額の資金をつぎ込む必要がある。例えばグーグルは設備投資に前四半期比16%増の24億ドル(約2600億円)を投じたほか、約2300人の従業員を採用した。しかし営業費用は売り上げの36%で、過去2年間の平均に沿ったままだ。また、膨大なデータセンター群やその他のグーグルの技術的バックボーンは、収益力の高い広告事業を推進しているのみならず、クラウドサービスといった新サービス分野も下支えしている。同社が成功を目指している分野だ。

 グーグルは、長期的な視点でビジネスを眺めたいと以前から述べてきた。投資家もそうすべきだろう。

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