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製造業におけるWEBマーケティングの変遷と、「IoT」が生み出す新たなマーケット

■【ご報告】新媒体立ち上げました&編集部に異動しました!

このたび、製造業に従事するエンジニアや製品・サービス導入担当者のための会員制情報サイトとして「TechFactory(テックファクトリー http://techfactory.itmedia.co.jp/ )」を開設いたしました!ここで新たな情報発信をしていくとともに、製造業向けの「リードジェネレーション」サービスを強化していきます。また、立ち上げに伴い、なぜか編集部に異動しました。相変わらず商品企画やマーケティングを担当してますので、記事は書きませんが(笑)

ますます「山岡さんて編集記者じゃないんですか?」という誤解が広まりそうですが、依然として面白いネタがあれば製造業に関わらず食いついてまいりますのでよろしくお願いいたします。

>プレスリリースはこちら
製造業向けの新情報サイト「TechFactory」誕生
~ 製造業の製品・サービスの導入・購買を支援する会員制サイト ~
http://corp.itmedia.co.jp/pr/releases/2016/04/05/techfactory/

>Facebook
https://www.facebook.com/TechFactory.itm/

>Twitter
https://twitter.com/techfactory_itm

■製造業におけるWEBマーケティングの変遷

ではなぜこのサイトを立ち上げたか。以下、プレスリリースより引用いたします。

アイティメディアでは近年、ビジネスモデルの多様化に努めており、従来からのメディア広告モデルのほかに、リードジェネレーションモデルを中期成長の基軸としています。IT分野において、2006年に米国TechTarget Inc.との提携により開設した「TechTargetジャパン」、2015年4月に株式会社リクルートホールディングスより事業譲受した「キーマンズネット」の両サイトを中心に事業を展開してまいりましたが、今回新しく開設する「TechFactory」では、IT分野で培ったノウハウを活用し、新たに製造業に向けてリードジェネレーションサービスを本格展開します。既に国内有数の規模を誇る既存サイト「MONOist」、「EE Times Japan」、「EDN Japan」、「スマートジャパン」との連携により、会員数は当初から10万人を数え、製品ベンダーと購入者との最適なマッチングを実現します。

※リード(見込み客情報)を生成・獲得するための活動。Webサイトでのコンテンツ掲載や展示会への出展、セミナー開催などを通じて見込み客の情報(業種、職種、会社名、部署名、役職、氏名、連絡先など)を獲得する。

というわけでして、ながらく広告モデルで成長しているWEBメディアビジネスですが、昨今のマーケティングトレンドとして、上記にあるような「リードジェネレーション」という「見込み顧客の情報を獲得し、育てていく」というスタイルが普及しつつあります。特に製造業などのBtoB分野では、WEBを見てその場ですぐ買うといった消費行動ではなく、「購入前に様々な製品やサービスの情報を集めたあとに、いくつかの企業に絞って見積もりをとるor営業からの提案を受け、社内で吟味した後に導入を決める」といった購買フローになるため、情報収集を始めた企業が導入を決定するまでに数か月~数年かかることも珍しくありません。だからこそ、その情報収集をはじめた段階の「見込み顧客」に早くからコンタクトしておくことが重要になります。

そうしたなかで、WEBマーケティングに期待される役割も大きくなってきました。製品やサービスの情報収集源としてWEBが重要になってきたことにより、企業のWEBサイトも充実し、まずはそこにどう誘導するか(バナー広告メール広告)、検索してきてもらうか(SEOSEM)、といった施策から、ブログによる情報発信、SNSなどの外部サービスなどの充実による「オウンドメディア」、「ソーシャルメディア」「インバウンドマーケティング」といったキーワードが出てきたのが数年前。いまはそこから更に一歩進み、自動化や仕組化をするために「マーケティングオートメーション(MA)」といったツールや「コンテンツマーケティング」といった手法に注目が集まっています。(目指すところは同じなんですけどね)

しかし、ツールや手法にばかり目が行ってしまい、先走りがちなのが世の常。どれを導入し、どう使えばいいのかという最適解もまだありません。製造業でもいままさにこうしたマーケティングの変化の最中で、苦労されている企業を多く見かけます。TechFactoryでは、そうした企業に対して「技術専門メディア」という立ち位置からサポートできることが多くあると思っています。

詳しい話を聞きたい方がいらっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせください。

>>お問い合わせ
http://corp.itmedia.co.jp/ad/inquiry/

■製造業のマーケットに「IoT」という波が来ている

前回のエントリでも触れましたが、「IoT」という新しいキーワードが大きな流れを生み出しています。この流れはIT業界にも、モノづくり業界にも影響を及ぼしているわけですが、新しい技術や概念というのは、新しいマーケットを生み出します。

古きは「ユビキタス」や、ここ数年で現れた「ビッグデータ」というキーワードも、新たな価値を生み出す可能性があります。また、「人工知能」もこの流れの中で親和性の高い要素の1つでしょう。たとえば、ドイツが提唱する「インダストリー4.0」という概念も、IoTやビッグデータ、そして自動制御された産業用ロボットや生産システムなどを活用しながらモノづくりを革新する、という新しい考え方です。

それぞれのキーワードの解説はここでは省きますが、1つの指標となるデータとして、Googleトレンドでそれぞれの検索量の推移を調べてみました。(※2006年3月~2016年3月までの日本国内での検索数です。全世界で調べるとまた違ったデータが見えます。)

キャプチャ.JPG

いかがでしょう?解釈の仕方は様々あると思いますが私見を述べますと、かつての「ユビキタス」という言葉/世界観はもはや廃れ、いま「IoT」という新しい世界に生まれ変わりつつあるように思います。「人工知能」については、何度かのブームを経て、ディープラーニングなどの革新的な学習方法により、いま新たな地位を獲得しつつあります。「ビッグデータ」については、IT業界では重要なトピックスだったのですが、他のワードと比べるとそこまでの検索ボリュームは無かったようですね。

では、このグラフに「クラウド」を足すとどうでしょうか。

キャプチャ2.JPG

うん、圧倒的な検索数ですね...!2008年までは「ユビキタス」と競っていたものの、2009年から2010年にかけて一気に普及したのが分かります。同時に、クラウド関連の市場も大きく拡大しました。その後も検索され続けているため、一定の市場規模を獲得して推移していることが予想されます。

果たして、「IoT」と「人工知能」はどこまで伸びるでしょうか?また、これを超える新しいテクノロジートレンドは、他にどんなものがあるでしょうか?こうしたITサービスによる革新が、製造業にもこれからも起きることを考えると、チャレンジしがいがあって楽しそうですよね。

新たな技術が生まれることで、新しいマーケットが作られます。そして、その技術やマーケットが発展していくためには、「そのテクノロジーに関する情報の流通」が必ず求められます。「TechFactory」を含むアイティメディアの製造業メディアでは、引き続きこうしたテクノロジーの情報を追いかけ、新たな製品開発のタネを提供していきたいと思っています。

というわけで、以上、TechFactory立ち上げのご報告でした。


>> 参考資料
MONOist|インダストリー4.0が指し示す次世代工場の姿

総務省|平成27年版 情報通信白書|第4節 ICT化の進展がもたらす経済構造の変化|IoTによる産業へのインパクト|(1)ユビキタスからIoTへ

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