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米大統領選、候補者のフォロワーが示す特色

 今年の米大統領選は、これまで以上にツイッター上での口論やフェイスブックによる情報拡散で活気づいている。各候補者が利用するソーシャルメディアのフォロワーを分析することで、彼らが誰にリーチしているのかが示されるばかりか、ソーシャルメディアがいかに候補者の役に立っている(あるいは害になっている)のかが示唆される。

 民主・共和両党の候補指名争いに残っている人の中では、実業家ドナルド・トランプ氏のフォロワー数が最も多い。ソーシャルメディアのデータを扱う「Captiv8(キャプティブエイト)」がツイッター、フェイスブック、ユーチューブ、インスタグラムにおける各候補者のフォロワーを分析したところ、バーニー・サンダース上院議員(バーモント州)が若者から圧倒的なフォローを受けていた。一方、共和党の候補者では30歳以上のフォロワーが多いという傾向があった。

 民主党の候補指名争いでトップを走るヒラリー・クリントン前国務長官のフォロワーは男女で半々に分かれており、エンゲージメントが高かったのは25~34歳だ。一方、トランプ氏のソーシャルメディアでエンゲージメントが高いフォロワーの内訳は男性が62%、女性が38%で、年齢では30~39歳が最も多かった。エンゲージメントの高いフォロワーとは、「いいね!」を付けたり、コメントをしたり、シェアやリツイートをしたりしたフォロワーのことを指す。

 キャプティブエイトはイメージ認識やソーシャルメディア・アカウントへのリンクを使って年齢や性別、場所情報を判断している。同社によると、この分析の正確さの度合いは88%から90%で、個人のアカウントまでは追跡していない。

 歌手のケイティ・ペリーさんやマイリー・サイラスさんなど、インスタグラムで大勢のフォロワーを持つアカウントの中には、クリントン氏をフォローするものもある。キャプティブエイトの創業者クリシュナ・サブラマニアン氏によると、こうした「インフルエンサー(影響を与える人)」のおかげで、クリントン氏はメッセージを拡散でき、自身のアカウントに新たなフォロワーを引き込むことができるのだ。

 クリントン氏のフォロワー数100万と比べ、ペリーさんは4440万、サイラスさんは3980万と桁違いだ。

 クリントン氏はニューヨーク州選出の上院議員でもあったが、インスタグラムとツイッターでは同州のフォロワー数がトランプ氏やサンダース氏よりも多い。トランプ氏はマンハッタンに住居があり、サンダース氏の生まれはブルックリンだ。ニューヨーク州の予備選は4月19日に行われる。

By NATALIE ANDREWS

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