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ウィーザーのリヴァースが語る、90年代回帰と出会い系アプリを活用した曲作りとは

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ウィーザーの最新アルバム『ウィーザー(ホワイト・アルバム)』についてクオモが語る。 (Photo by Kevin Winter/Getty Images for iHeartMedia)

ウィーザーのトリビュート・バンドの元フロントマンとタッグを組み、リヴァース・クオモ率いる職人集団がニュー・アルバム『ウィーザー(ホワイト・アルバム)』を制作

リヴァース・クオモがウィーザーの最新アルバムの楽曲を書き始めた時、プロデューサーのジェイク・シンクレアはバンドの最高傑作である最初の2枚のアルバムを生み出した時の発想に戻るには何が必要なのか彼に尋ねた。「俺は外出する必要がある」とクオモは答えたが、結局いろいろとするはめになった。まず、バンドが1996年にリリースしたアルバム『ピンカートン』のレコーディングを実施した時のように再び顎ヒゲを生やした。それから、歌詞のひらめきが得られることを期待しながら、ヴェニス・ビーチで若いサーファーたちを眺め始め、純粋にプラトニックな目的で出会い系アプリTinderのアカウントまで作った。「妻はそのことを気にしないでくれている」と、クオモは肩をすくめながら話す。

その結果、白いビーチの監視塔の側に立つバンドの姿を写したジャケットの特徴から『ホワイト・アルバム』として認識されるようになった、バンドにとって4枚目となるセルフタイトル・アルバムが出来上がった。ジャケットのイメージが『L.A.ガールズ』や『ウインド・イン・アワ・セイル』、『サマー・エレイン・アンド・ドランク・ドリ』といった夏らしいアルバム収録曲のサウンドや歌詞を反映している。「サンタモニカやヴェニス・ビーチには変な人たちが本当に多いから、できる限りそういうヤツらを描写したかった」とクオモは語る。「もちろん、そこにはいつも元気が出て歌い出したくなるようなメロディや軽やかなギターの音色もあるんだ」。

クオモはプロデューサーと一緒に250曲あるストックを吟味したが、このアルバムに収録されたのは『カリフォルニア・キッズ』の1曲だけである。ウィーザーに90年代の輝きを取り戻させることを決意した30歳のシンクレアは、彼らはもっと努力すべきだと考えた。「音質的には、アルバム『ピンカートン』のような無作法な感じや予測不可能性といったすべての性質、そして『ウィーザー(ブルー・アルバム)』での夏らしいザ・ビーチ・ボーイズ風のグランジ・ポップの要素をこのアルバムに加えたかった」とシンクレアは述べる。「初めてリヴァースに会った時、ウィーザーの音楽のことで俺より詳しいヤツはいないと彼に言ったんだ。それから「若者がどういうものかも理解しているから、皆が喜ぶ方法も見つけられるかもしれない」とも話した」。

『ブルー・アルバム』を手掛けたプロデューサー、リック・オケイセックと再びタッグを組み、ここ数年で最も良い評価を受けた、バンドの前作アルバム『エヴリシング・ウィル・ビー・オールライト・イン・ジ・エンド』からちょうど16ヶ月ぶりに本アルバムは発売される。「俺たちがしていることを実際に高く評価する批評家がいるのは変な感じだったよ」とクオモは語る。「変といっても嬉しいという意味でね。俺たちがある道を歩んでいて、批評家たちは別の道を辿っているのに、ごくたまに同じ道に入ってくるような感じだよね」。

シンクレアは、ワナビーザーというウィーザーのコピーバンドでフロントマンを務めていたこともあり、アイダホ州ボイジーで暮らした子供の頃は2000年のバンド復帰ツアーの公演チケットを入手するためにレコードショップの入口の前でテントを張ったほどの熱狂的なウィーザー・ファンである。2009年のリル・ウェインとのコラボレーション曲『キャント・ストップ・パーティイング』のような大失敗があった時も、浮き沈みの激しい16年にわたるウィーザーのキャリアを彼は常に追ってきたのだ。「彼らは混乱していたのだと思う」と彼は機転を利かせて話す。「メンバーが入れ替わりながら長い間バンドを続けていると、混乱しないというのは難しいことだよ。(初代ベーシストの)マット・シャープの脱退が穏やかな出来事だとは思えないからね」。

『ホワイト・アルバム』制作の初期段階で、クオモはシンクレアが女性と出会うために出会い系アプリTinderを使っているのを見た。そして彼はそのコンセプトに魅了され、自分のアカウントを作った。「説明欄に「出会いは求めていない、ただ新しい体験をして曲作りのアイデアがほしいだけ」と書いている」とクオモは語る。彼はツアー中の暇つぶしにTinderを使い始め、男女問わず似たような人たちと出会った。「俺がウィーザーのメンバーだと知っている人と話すのはあまり楽しくない」と彼は続ける。「ひとりの人間として自分に興味を抱いてくれる人を見つけた時はもっとワクワクする。あまりなじみのない町にいる時、Tinderを利用する人に会うことができて彼らに町を案内してもらえるんだ」。

「彼が誰かと出会う可能性はゼロだと思っていたよ」とシンクレアは述べる。「でも彼はしょっちゅう外出して、自分に起きた出来事の詳細を書き始めた」。(クオモは注釈サイトGeniusで自分の歌詞を解説してTinderの性的な側面を認めた。「俺は遊び人をひどく妬んでいる」と彼は説明した。「今セックスをするのはすごく簡単みたいだ。若い体育会系のイケメンはかなり自由なセックスをしている。本当にムカつく」。)

残りの3人のバンドメンバーであるドラマーのパット・ウィルソン、ギタリストのブライアン・ベル、ベーシストのスコット・シュライナーも、本アルバム制作において重要な役割を担った。「パットはバンドの音質管理人だ。俺がアルバム『ピンカートン』を愛する理由の大半は彼のドラミングがあるからなんだ」とシンクレアは語る。「最初の1、2テイクのドラミング・スタイルが自然だから、可能な限りそれを捉えたかった。ブライアンは俺が『ピンカートン』を好きなもうひとつの理由である、ザ・キンクスとペイヴメントを合わせたようなカッコよさを作り出してくれる」。

シンクレアは、2002年にバンドに加入したシュライナーとの仕事に特に熱意を注いだ。「ウィーザー・ファンの多くはこれからも「彼はマット・シャープじゃない」と感じると思うから、スコットには独自のサウンドを持ってほしかった」と彼は述べる。「ひとりのベーシストとしてより力強い特徴を持ってほしいと思った。彼にはビーチ・ボーイズのアルバム『ペット・サウンズ』を何回も聴かせて、このアルバムで奏でられている軽やかで美しいベース・パートのすべてを学んでもらった」。

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