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「キレない老人」になるには生涯学習が良い

今朝たまたまスマートフォンで読んだのが東洋経済ONLINEの「横暴過ぎる老人のなんとも呆れ果てた実態 暴力、セクハラ、万引き・・・社会は耐えきれるか」という記事。

深夜の駅で間違った駅についた60過ぎの男性が駅員にタクシー代を出せ、と理不尽な要求・・・

刑法犯の検挙人数は65歳以上は4.7万人と14~19歳に次ぐ高水準・・・

個別のエピソードはしばしば目にするニュースの寄せ集めだが、「高齢者はキレやすく自己中心的になるのは脳の機能が低下するので必然」という指摘はシニア世代として心して聞くべきと改めて感じた次第だ。

記事によると脳の中で早い段階から萎縮が始まるのが、衝動の抑制や理性、意欲などを担う「前頭葉」で、前頭葉が萎縮すると感情抑制機能が低下するのでキレやすくなるということだ。

記事にはどうすれば前頭葉の萎縮を抑える、あるいは遅らせることができるかは書いていない。

それについては色々書かれた本があるが、私はとにかく「挑戦する目標を持って学習を続けることがよい」と思っている。

そして挑戦する目標はスポーツや音楽演奏のように、頭と体を同時に使うものが良いと思っている。さらに言えば独習よりは尊敬できる先生について、先生のいうことを素直に聞く訓練を積むことが良いと考えている。

年をとると「人の話を聞くことができなくなる」という。それは自尊心が邪魔をするからだ。それなら自尊心が邪魔をしない未知の分野にチャレンジ目標を設定した方が良いだろう。未経験の分野で先達の話を聞くことに自尊心を傷つけられることはないからだ。

今私が挑戦しているものの一つは「基礎スキー」だ。重力を友とするスキーは生涯続けることができるスポーツと言われている。

我流でもある程度楽しむことができるスキーだが、基礎を固めて少しずつ技術的な向上を体感すると更に少し上の目標を設定することができるので中々面白い。

江戸末期の儒学者・佐藤一斎は「壮にして学べば老いて衰えず。老いて学べば死して朽ちず」と述べている。肉体的には死んでしまうと総ての人は朽ちてしまうが、良い生き方と死に方をすれば人望は朽ちないということだろう。

この「老いても人望まで朽ちさせてはいけない」という意識を忘れないようにしたいものである、と改めて感じた記事であった。

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