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国連は信頼できるか

 国連の潘基文事務総長が3月11日、元慰安婦と会見した。昨年末、慰安婦問題での日韓合意発表後、彼は、歓迎するとの声明を出した。今回の会談でも、この合意が誠実に履行されるよう望むと述べたが、しかし、一方で「両国の努力を歓迎したが、内容を歓迎したものではない」と苦しい弁解もした。

 今、アメリカには合意の無効を訴えるため、挺身隊問題対策協議会など韓国の支援メンバーが訪米し、在米団体と組織的運動を行っているが、今回の会談もその一環だ。(注 女子挺身隊とは第2次大戦中創設された勤労動員組織で、慰安婦とは無関係、1991年ごろの朝日新聞が書き誤解を招いたが、後に混同したものと認めている。)

公平中立であるべき国連の事務総長が、今(初めて)慰安婦と会う必要など全くない。彼は次期韓国大統領選挙に出馬を考えているからだと私は推察しているが、けしからん話ではないか。

国連の女子差別撤廃委員会は、対日審査の最終見解で慰安婦問題を取り上げて、「日本の軍隊により遂行された深刻な人権侵害」と決め付けた。史実を無視した一方的な言いがかりである。おまけに金銭賠償や公式謝罪などを勧告しているが、こうした戦後補償問題は、昭和40年の日韓請求権協定で解決済みなのである。

実はこの委員会、日本の皇位継承についてまで批判をし、皇位継承権が男系男子にだけあるのは女性への差別だとして、皇室典範の改正を求めようとした。日本が強く抗議してとりあえず削除されたが、日本国の象徴であり、事実上の元首である天皇のあり方についての内政干渉など、断じて許されることではない。  

男系継承が続いた国柄、伝統など、知識ゼロの連中にとやかく言われる筋合いはないのである。

こう不愉快な話が続くと、一体国連は信頼できるのかと疑問がわく。はっきり言って国連は信用できないというのが、かねてからの私の思いである。

国連の中で重要な位置を占めるのが安全保障理事会だが、この中の常任理事国は、米、英、仏、とロシア、中国だ。明らかに第2次大戦の主要戦勝国で、拒否権など特権を持って国連を牛耳っている。中国は元中華民国、ロシアはソ連の解体後の国なのに相変わらず常任理事国だ。

おまけに国連分担金は国民総所得等に基づいて決めるから、日本は米に次ぐ2位で、今日まで莫大な負担を強いられて来た。理不尽な話である。

当然、日本は国連改革を主張しているが、今やるべきはもっと日本を正しく理解させるためのプロパガンダ、積極的なロビー活動ではないか。

「遺憾である」程度の発言で事は解決しない。予算もしっかりつけて、国連を動かすぐらいの積極策はとれないものかと強く思っている。

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