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定額制音楽配信のTidal、「再生データの提供」を拒否したCFOとCOOを解雇

米国の定額制音楽ストリーミングサービス「Tidal」は、ヒップホップ・スターのジェイ・Zをはじめとするアーティストたちが運営する高音質の音楽配信として注目を集める一方で、CEOや幹部が相次いで交代するというネガティブなニュースでも話題を集めています。そして今度は3月1日にTidalが最高財務責任者(CFO)のクリス・ハート(Chris Hart)と最高執行責任者(COO)のニルス・ジュエル(Nils Juell)をクビにしたことが明らかになりました。

スウェーデンのニュースサイトBreakitとノルウェーの新聞Dagens Næringslivがレポートした情報をTidalも認めています。

関連記事:ジェイ・Zの定額制音楽配信「Tidal」、8カ月で3人目のCEOに元SoundCloudの幹部が就任

Tidalはまたビジネスチームの拠点をノルウェーのオスロからニューヨークに移動したことも明らかにしました。

これまでTidalではジェイ・Zが運営権を獲得した2015年3月から12カ月以内に、2人のCEO(Peter Tonstad、Andy Chen)、最高投資責任者(Vania Schlogel)、米国セールス&マーケティングマネージャー(David Soloman)、レーベル&アーティスト・リレーション担当上級副社長(Zena Burns)が退職しています。

関連記事:ジェイ・Zが運営する定額制音楽配信「Tidal」、投資担当者を失う

BreakitはハートがTidalの音楽ストリーミング再生に関するデータ供給を拒否した対立が原因でクビになったとレポートしています。Tidalは米国で音楽売上データを集計するNielsen Musicとストリーミング再生データを共有していません。そのため、これまで独占配信してきた数々のエクスクルーシブ・コンテンツが米国音楽チャートでランクインせずに一般リリースを迎える状態が起きています。ビヨンセの「Formation」やカニエ・ウェストの「The Life of Pablo」はリリース後にチャートで成功を収めてはいません。

関連記事:ジェイ・Zが運営する高音質な定額制音楽配信「Tidal」はどこまで伸びる? 会員100万人に到達

音楽ストリーミングのデータ共有では、SpotifyやApple Musicはチャートに反映されるようデータを提供しています。有料会員が100万人を超えたTidalは、月額19.99ドルでCD音質のFLAC形式16-Bit/44.1 kHzの高音質で配信する「Tidal Hifi」と、月額9.99ドルで最高AAC形式320kbpsで配信する「Tidal Premium」の2つの有料オプションを世界46カ国で提供しています。2月末にはNew York PostがTidalの買収をサムスンが検討しているという内部情報をレポートしていました。

ソース
Tidal fires its CFO and COO(The Verge)

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