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【グーグル車、2/14の衝撃音】

Googleの自動運転の車が先月、カリフォルニアの公道で接触事故を起こしたというニュースが今週入ってきました。

(FTより)

バレンタインデーに起きたこの事故の接触音は、世界中に聞こえただろうというのは FTのJohn Gapperです。「スマホをいじっている人間よりも人工知能が運転した車の方が安全だ」「自動運転の実現の障害は、もはや技術ではなく、人間の好みや習慣だ」と続けます。

ざっくりこんな内容です(全文の翻訳ではありません)

Let the robot drive, and relax in the back seat(運転はロボットに、人間は後部座席でゆっくりと)

Googleの自動運転車(driverless car)がバレンタインデーに時速 2マイル(約3キロ)で路線バスの側面に接触した音(scrape)は世界中に響き渡った。Googleを傘下に持つAlphabetが月曜日に公表したが、今週のジュネーブ・モーターショーでの専らの話題だった。

私自身は、スマホをいじっている人間よりも人工知能が運転した車の方が安全だと思っている。今回の接触事故は、ロボットと人間の組み合わせは道路では完璧ではないことを示した。

ロボットは、指示通りに動くのは極めて得意だ。疲れたり、注意散漫だったり、酔っぱらったりする人間よりもはるかに優れている。しかし、人間がほかの人間の行動を予測できないのと同様に、人間の行動は予測できない

自動運転は、決して将来の話ではない。完全自動運転の車の技術はすでに存在する、あるいは近く完成する。大手自動車メーカー各社は2020年までに完全自動運転で市内や複数のレーンのある高速道路を走る車を生産して販売できると見ている。

これは神の恵みである。だってアメリカだけでも、交通事故で年間 3万3000人が死亡し、2400万台の車が被害を受けるので。約92%がヒューマンエラーで起きる。スピードの出しすぎや注意散漫、集中力不足といったことは、ロボットが運転していれば起きない。

車の魅力は、アクセルを踏んでマシンが忠実に指示に従うという力だという人もいる。すると、困ったことが起きる。人工知能はすでにチェスでも碁でも人間に勝っている。近く、運転技術でも勝つようになるだろう。その場合、人間は後部座席に押しやられ、ロボット運転手が活躍することになる。

アメリカのIT企業のみならず、自動車業界がこれが可能だと見ている点が衝撃的だ。

(nissanusa.com)

日産自動車は、渋滞した高速道路での自動運転を年内に、レーン変更や追い越しを2018年に、そして市内の道路の運転を 2020年までにできるようになると言う。

課題としては、3次元の地図や、自動車と自動車の通信などがある。Googleの接触事故は、自動運転車と路線バスが互いに相手が止まるだろうと思ったから起きた。自動運転が普通となった世界では起きない事故だ。人間の判断がいっさい取り除かれれば、バスと車が瞬時にどっちに優先権があるかを判断したはずだ。

(FTより)

自動運転の実現の障害は、もはや技術ではなく、人間の好みや習慣だ(The main barrier to autonomy is no longer technology but human preference and habit)。

これまで自動車メーカーは、運転好きな人に販売してきた。運転されるのが好きな人が対象でなかったのだ。自動車業界は今なお、技術はあくまでも人間をアシストするものであって、人間を上回るものではいとしている。

自動運転のタクシーといった自動運転車のシェアリングのネットワークは、社会にとって望ましいものだが、車を販売したい自動車メーカーには困ることだ。業界は、運転手ではなく、利用者に焦点をあてるべきだ(The industry needs to focus on the passengers rather than drivers) 。自動運転の車は、スピードのスリルではなく、スタイルやつながりやすさを魅力として訴えることができる。

スマホでメッセージを送ることで人の命を危険にさらすことなく、後部座席でゆっくりと読書したり、仕事をしたり、インターネットを楽しむことができる。自分の運転手がいて喜ばない人がいるだろうか。

自動車業界は、利用者の変化を考えないと、それこそクラッシュするだろう。

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