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サイゲームス「グランブルーファンタジー」で天井&詫び石配布の件

サイバーエージェント側の認識とサイゲームスの中の人の考えが微妙に違うようなのですが、概ね「ややこしいことをしてしまったのでユーザー対応をきちんとする」という方針であることは良かったと思います。

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 ただ、以前4Gamerにも書きましたとおり、いわゆる「詫び石対応」 というゲーム内通貨で補償をするというのは、基本的にはユーザー被害がゲームの運営に依拠しない技術的な問題などへの対応に限定されるべきであって、今回のように消費者トラブルで運営会社側が事実上問題の所在を認めた場合は、本来であれば現金による返金をきちんと行い、対処する必要があるようには感じます。

【山本一郎】グラブルの消費者問題に寄せて――スマホゲーム業界全体に漂う問題を軽くまとめてみるhttp://www.4gamer.net/games/238/G023885/20160108049/
[引用] 今回のグランブルーファンタジーの場合は,ガチャの説明書きがユーザーの誤解を強いる可能性のある内容であり,景品表示法の優良誤認の疑いがある事案ですので,謝ってコンテンツを配って済む技術的な問題とはわけが違います。
 それでも、ガチャに天井ができて、個別の確率表示が(第三者による検証は困難ですけど)なされ、相応の詫び石配布の対応がされたことは前進だということで良いのでしょうか。

 なお、この問題が波及する先は概ね次の2つです。

1) それ以外の期日の問題ガチャに詫び石や返金対応があるのかどうか

 15年12月31日から16年1月7日までのキャンペーンで行われた事案においてのみ、ユーザーに対する補償が行われる形になっています。それ以外の誤認事案があったと認められるとき同様の対応、またはそれ以上がされるべきという話になりはしないか。

2) 他の類似タイトル、同様のトラブル事案はどうなのか

 今回のサイゲームスの補償裁定は、「何が理由で」詫び石対応になっているのかが明記されていません。ただ、問題だとサイゲームスが認識してくれたので、ある意味で善意でそれとなく詫び石対応されたという形です。これが、「何が理由で」詫び石対応されたのかが確定すると、類似のソシャゲで似たようなトラブルがあった場合、そのような詫び石対応をするよう多数の請求が出る可能性は否定できません。

 ということで、業界の暗部を切り裂くトリガーを引いたサイゲームスが、今度は詫び石の理由に関する対外説明ひとつで業界全体が詫び石祭りへと発展するパンドラの箱を開けるかどうかの瀬戸際に立たされておるわけで、かなり微妙な展開になりつつあります。

 なお、私の承知している限り、サイゲームスではないほかのタイトルでそれなりの規模の訴訟が提起される準備が進んでいるようです。あんまり詳しく知らないんですが、分かり次第、どこかに書きたいと思います。

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