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リビアへの外国軍事介入を防ごうとのアルジェリア外交(アラビア語メディアの解説)

al qods al arabi net は、アルジェリアがリビアに対する外国の軍事介入は悲劇をもたらす可能性が強いとして、それを防ぐための外交努力を強化していると報じています。

同ネットは同時になぜアルジェリアが、外国の軍事介入は危険と考えているのかについても解説していて(外交努力の方はあまり詳しくない)、それ自身は誠に尤もではありますが、あえて言えば、外国の軍事介入の可能性がうんうんされているのは、アルジェリア自身も痛感しているISの脅威に対して、同国も含めて隣接諸国が何ら適切な手を打っていない(できない)からではないかと思うのですがね。

チュニジアとは本の目と鼻の先のサブラタに、チュニジアでの2件の大規模テロの首謀者が、新たなテロを計画して多数のチュニジア人を訓練しているというのに、これに対してチュニジアは勿論、いかなる北アフリカの政府、軍も全く何の手も出さず、米軍の空爆によってやっと殺されたというあたりに、自分たちの問題を自分たちでは処理できないジレンマが存するような気がします。

記事の要点のみ

「アルジェリアは、リビアへの外国の軍事介入は悲劇的な結果をもたらし、自国にとっても起きな災厄をもたらすと考え、それを回避しようと近隣国、外国との接触を強めている。

アルジェリアはリビアとの間に、900kmに及ぶ国境を有し、それを監視し、警戒するのは大仕事で、テロ組織の浸透の可能性は常に存在している。

アルジェリアが外国の介入が危険だという立場は、マリに対する警告の時から一貫している。

まず第1に、アルジェリアは解決は外部からくるものではなく、また治安問題に限定されない問題(過激派対策のことか?)は軍事行動では解決されないと考えている。

さらに外国の介入は、過激派グループのテロに正当化の口実を与えると考えている。

特にかっては過激派のテロのを容認するファトワを出していた、多くの宗教指導者が立場を変え、テロを容認しない立場に代わった現在では、多数の若者のリクルートの口実になるだけであると考えている。

そのような事態が起きれば、リビアのようにまともな政府がないところや、その他の北アフリカや周辺国では、前例のない惨事につながる可能性があると考えている。チュニジアでも治安当局は過激派に対処する能力に欠けている。

アルジェリアでも、過激派は完全に掃討されたわけではなく、ISは彼らを利用しようとしている。

このため国境に近いところでの外国軍の活動は、アルジェリアのテロ活動を再燃させ、特に海岸部や南の砂漠地帯で過激派がまだ潜伏している地域で、それに対処するのは困難だろうとみている。

過激派は外国軍の介入を新しい十字軍として、宣伝に利用するであろう。

先週チュニジア外相がアルジェリアを訪問し、ブーテフリカ大統領に対して、シブシー大統領の親書を手渡したが、話されたことはリビア情勢であるとされていて、この訪問はリビアに対する外国の軍事介入近しの噂と磁気的に合致している。

またこの訪問は、リビア情勢に関して周辺諸国の会議をチュニジアで開くとの、アルジェリアのアラブ連盟等担当大臣の発言ともタイミングが合っている。

アルジェリアは現在、外国の軍事介入を避けるべく、周辺諸国及び諸外国との接触を強化している」
http://www.alquds.co.uk/?p=486054

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