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ガチャ規制議論とTCG(トレーディングカードゲーム)について

昨日、4Gamerにガチャ規制に関する議論の記事と、ヤフーニュース個人に補足を入れておいたのですが、いくつかメールでの反響として「TCG(トレーディングカードゲーム)はどうなの?」という質問をいくつかいただきました。

【山本一郎】グラブルの消費者問題に寄せて――スマホゲーム業界全体に漂う問題を軽くまとめてみる
http://www.4gamer.net/games/238/G023885/20160108049/
【山本一郎】ソシャゲのガチャで,本当にヤバい問題はどこなのかhttp://www.4gamer.net/games/238/G023885/20160216028/
ソーシャルゲームのガチャ規制論の推移と今後の動きについてhttp://bylines.news.yahoo.co.jp/yamamotoichiro/20160216-00054477/

 TCGとコンシューマーアクトについては昔からアメリカや欧州(とりわけドイツ)で議論になっていますが、現状で言えば適法である、セーフだという見解になっており、日本でもあまり問題視されません。

 理由は:

・ 完全な購買・所有物であり、二次市場が存在していてフェアバリューがはっきりしている。
・ エディションごとに正規の箱買いを一定数行えば、そのエディションで発行されるカードはすべて手に入る。つまり、エディションでの上限金額がはっきりしている。

 ということで、小売のパック販売はこれらのフェアバリューでの購買よりも安い金額でモノを購入できるチャンスが与えられているという形になるため、消費者問題としては取り上げる余地のないビジネスだといえるのかもしれません。

 翻って、日本市場でのTCGは、寄せられた情報によると絶対にパックに入っていないか、極めて出る確率の低い釣りカード(目玉となる素敵なイラストのカード) が広告に使われている、それを目当てに買う人が続出し、爆死が出ているという話があるようです。これはあくまで寄せられた話なので、実際にどうなのかは分かりませんが、もしも事実だとするならば、おとり広告であって優良誤認や不当表示に該当する可能性があります。ただし、これらは消費者の側が検証したり、立証することは困難ですので、おかしいと思ったら早々に「188」国民生活センターに電話をして対応を相談するとよいと思います。タイトル名と現状だけでも伝えれば、申し立て件数としてカウントされ、一定ポイントが入ってゲージが溜まるといろんなアクションが起きるという仕組みのようです。
 
 あと、「ガチャ自体は昔からあった」 という議論も、一応ありました。これも、TCG同様に「中古市場があり、フェアバリューが分かる」「一定数買えば、必ずそのエディションは揃えることができる」ということで、あまり問題視されることはありません。

 ぱちんこの景品交換方式と射幸性を管理する仕組みをソーシャルゲームに援用する動きについては、これはこれで興味深い議論がないわけではないので、また折に触れて記事にしたいです。

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