記事

「軽減税率は税の原則を踏み外したもの」細野政調会長が記者会見で

細野豪志政策調査会長は12日夕、記者会見を国会内で開き、(1)より投票をしやすくしようとする政府の動き(2)日経平均株価(3)軽減税率――等について発言した。

 政府が、国政や地方選挙の投票日に、指定された投票所に加え、居住する市区町村の駅やショッピングセンターなどで投票できるようにする公職選挙法改正案を国会に提出する方針だとされていることについて、「前向きな動きとして評価したい」とコメント。そのうえで、民主党はすでに昨年の通常国会で投票所への子ども同伴を認めることや投票時間・場所の弾力化、洋上投票の対象の拡充なども盛り込んだ法案を衆院に提出しているとして、「今回の内容で不十分なところがあれば、われわれとしてさらに進めていく提案ができるのではないかと思う」と述べた。加えて、民主党が提出した法案では、自治体議員選挙での選挙運動用ビラの頒布の解禁も認めていることに言及、「選挙中に自分の考えをビラで配れないというのは候補者にとって大きな制約。公約を掲げて戦っていきたいという方は大勢いると思うので、そうした皆さんの思いを実現できる改正をあわせて行うべきだ」と主張した。

 同日の日経平均株価の終値が1万7218円96銭と、2015年9月29日以来ほぼ3カ月半ぶりの安値であり、終値で年初から6営業日連続で下落していることを受け、「中国の経済情勢など対外的なことから影響を受けていることもあり国内だけの要因ではないが、アベノミクスの限界を露呈しているのではないか」と述べた。

 軽減税率をめぐっては、柳澤伯夫・元自民党税制調査会長が「消費税の基本理念を踏み外している。低所得者対策としても効率が悪く、財政健全化にもマイナスだ」と発言していることを取り上げ、「非常に正論であり、われわれの主張ともぴったりと重なる。かつての大物税調会長の方々が守ってこられた税の原則や、党としてかつてあったであろう税調の矜持(きょうじ)のようなものを、いかに踏み外した案になっているかということを端的に表していると思う」と指摘。「税制上も国民のメリットという観点からも大いに疑問があるので国会で徹底的に議論していきたい」と述べた。

 安倍総理が週末のテレビ番組で、今夏の参院選挙で憲法改正について、自民・公明両党のみならず、おおさか維新の会など改憲に前向きな一部野党も含めて憲法改正の国会発議に必要な3分の2の議席を目指す考えを示したことに対し、「憲法改正は政局的に扱われるべきテーマではないと思っている。むしろ、できる限り与野党で議論できる静かな環境をつくるべき」「われわれも維新の党との政策合意の中に憲法について書いている。本当に改正が必要な条文についてはしっかりやっていく方針」だと述べた。

 憲法改正に関連して、自民党内で緊急事態条項の新設を優先事項としていることについては、「自民党の憲法のスタンスの最大の問題は、国民の権利をできるだけ制限し、権力を持っている側ができるだけ自由にやれるようにしようという発想。本来、災害対応でやらなければならないことも、立憲主義の観点から考えていくべき。災害対応として個別に私権を制限しなければならないケースがあり、政府としてこれだけはやらなければならないということを予め絞り込んで議論することは悪いことではないが、憲法に書くべきは何かということは相当厳格に見ていかなければ立憲主義の立場から見たときに憲法がおかしな方向になる可能性がある」と述べた。

民主党広報委員会

あわせて読みたい

「軽減税率」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    セブンの生ビール販売中止は正解

    ヒロ

  2. 2

    「人殺し大臣」発言に懲罰はなし

    和田政宗

  3. 3

    川上量生氏「批判は私が受ける」

    川上量生

  4. 4

    「日本の技術はスゴイ」は勘違い

    Dr-Seton

  5. 5

    川上量生氏の独白 都が裏取引か

    おときた駿(東京都議会議員/北区選出)

  6. 6

    野田氏への疑惑が総裁選に影響か

    天木直人

  7. 7

    「ドラクエ式」が被災地で大活躍

    中妻穣太

  8. 8

    山本太郎氏の品位欠く罵声に呆れ

    早川忠孝

  9. 9

    小室圭氏留学 皇室パワー利用か

    NEWSポストセブン

  10. 10

    「野党は反対するだけ」はデマ

    小林よしのり

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。