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「失敗の先に何かがある」 五郎丸選手の珠玉の言葉

今朝(1月7日・木)のNHK「おはよう日本」で、ラグビーの五郎丸歩選手のインタビューが放送された。

キャスターの阿部渉アナは元ラグビー部だそうで、互いにボールをパスし合う場面の後でインタビューが始まった。

W杯で大活躍した五郎丸選手は年末年始、各局のテレビ番組に出ずっぱりだった。

インタビューで彼が強調したのは、「失敗から学ぶ」という姿勢。

「W杯が終わって今思うことは?」と問われ、
「この4年間、努力してよかった。失敗して初めて気づくことが多かった」

と答えていた。

失敗して学んで成長する。

五郎丸選手は今回のW杯が29歳での初出場。

4年前の2011年W杯では直前に代表から外された。

早稲田大でも1年からエースで19歳で日本代表になった順風満帆の人生。

その彼にとって初めての大きな「挫折」だった。

今、彼は当時のことを
「もちろん当時も努力したが、今と比べると努力が足りなかった」
と振り返る。
「(当時は)出る権利がなかったな…」

と。

その後、キックの精度を高める訓練を続けて、キック1つ1つの映像を撮って自己採点してチェックする日々を送って、今回のW杯で活躍につながった。
「失敗しないと自分自身が得るものが少ない。成功ばかりしていても(だめ)」
「逆境は自分にとってのチャンスと思えばチャンスになる。考え方の問題です」

今年、彼は世界トップレベルの強豪選手が集うプロリーグ「スーパーラグビー」に挑戦する。

オーストラリアのチームに入団するのだ。

そのことには・・・
「不安はない。成功するのが楽しみではなく、失敗していろいろなことに気づくのが楽しみ」
「このまま日本でプレーし続ければ失敗もせず指摘もされない。失敗した先に何かがあると僕は思っている」

五郎丸は「自分を失敗させてくれて、自分を成長させてくれる現場」を求めて海外に行く。言葉の背景に日本のラグビーをもっと成長させたい、という強い使命感がにじむ。

人生には、自分自身の「失敗」だけでなく、予期せぬ不幸や様々な「挫折」がある。

人間は「挫折」した時に、<その後、どう生きるか>で真価が問われる。

就活の面接で、よく「挫折した経験」を質問されるのは、その人間がどういう人かを把握できるからだ。

私は大学教員なので、そうした挫折体験との向き合い方を学生たちに向かって話す機会は少なくない。

だが、五郎丸選手のように説得力ある言葉を伝えることができていないなとこのインタビューを聞いて反省した。

これから社会へ飛び立とうする学生たちよ、五郎丸のインタビューを聞いただろうか。

若者が学ぶべきは五郎丸のポーズだけではない。

※Yahoo!ニュースからの転載

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