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Webだけでライターが食べていくのに必要なこと

 予定よりも早く目覚めてしまったので、自分もお世話になっている宮脇淳氏率いるノオト主催のトークイベント『2025年も生き残っているか? 定年なきフリーライター、フリー編集者の未来』について簡単に。

 五反田でフリーライター・編集者の交流会 10年後の生き残りを議論 (品川経済新聞)

 残念ながらParsleyは参加できなかったのだけど、すでにいくつかのレポートが上がっているので、それをもとにいろいろ考えてみたい。

 フリーライターはWebだけで食えるの?ギャラ交渉はどうやる?10年後どう稼げばいい?を聞いてきた! #ライター交流会( らふらく^^)
 ライター交流会参加してきたよ「2025年も生き残っているか?定年なきフリーライター、フリー編集者の未来」 ( 飛び立つマーケターブログ|SEOとかイベントレポとか夢とか)

 まず、最初に思ったことを率直に記すならば。「おまいら交流会行っている暇があるなら書け。書く仕事がないならブログ書け」ということ(笑)。
 現在、紙媒体は発行点数・部数ともに減っているという現実があり、これからライターになりたいという人は必然的に何らかの形でウェブでの仕事から入るケースの方が多いだろう。かくいう自分もウェブのニュース記事のライティングから入っていて、2013年の時点ではひと月あたり60〜70本の記事を書くことが主な収入源となっていた(摂エントリー参照)。
 だから、これからライターをやって、しかも食べていこうという人は、例えば1000〜2000文字の記事を月間でどれだけ書けるのか、ということを考えてみるといい。仮に原稿料5000円の記事を50本書けるならば25万円になる。
 もちろん、それだけの記事を書かせてくれる媒体とつながりをもてるか、といった課題に直面することになるのだけど、まずはどれだけの早さで、企画・執筆・納品を回すことができるのか、実力を磨く必要がある。

 宮脇氏も指摘しているが、今のウェブメディアは企業が立ち上げたオウンドメディアや特設サイトなどの存在もあり、単価が上昇傾向にある(おかげでだいぶ経済状況も好転した)。その際にも上記のような「筆の早さ」が役に立つし、何よりアウトプットが多ければ多いほど人からの目に留まってお仕事につながる話が舞い込むようになる。だから、とにかく書く記事の本数をこなすべきだし、仕事がないのならばブログを書いてアウトプットに慣れるべきだ。
 Webだけでライターが食べていくのに必要なことは、極論をすればこの一点がクリアできていればできる。それを支えるのは、以前にも記したけれど「好奇心」があってどんなジャンルでも95点くらいのコンテンツを制作できること。そうすれば数多く書いているうちに120点が取れることもあるだろうし、自分が得意なジャンルというものも見えてくる。それを伸ばしつつ、数をこなすことを止めないでいれば、ある程度のメディア環境に変化が起きてもライターというお仕事は続けていけると思う。

 もう一つ。過去に紙ではページ単価数万円とか、これからライターをやろうという人に過去の話はまったく意味がない、ということだ。ここでは小川たまか女史も述べているけれど、私も「Webが安い」という認識は正直いって、ない。1記事あたりどれだけのPVを稼げば原稿料が適正か、KPIを見ていると3000円でも高いという案件はゴロゴロある。そんな中で、より高い値付けをするのであれば、PVなりSNSでの拡散なり、もしくはそれ以外の価値を示す必要がある。それができるかどうかも、ライターとしてやっていけるかどうかの指標になるはずだ。 

 まぁ、偉そうに語っているけれど、私自身もまだまだで、それが理由でご迷惑をかけることも多いのだけれど。とにかく数をこなすことで、道筋というものが見えてくる。私も2012〜2013年くらいは、「ほんとうに書いていくだけで食べていけるのか、本当に不安だったのだけど、結局のところ案件が数千円のものを量産することで先につながる気配を感じることができなかったからだった。
 でも、最終的にはちょっと単価の高い案件や、いろいろな媒体から声をかけられるようになったのは、それだけ数をこなしてきた結果が出た、といっても過言ではないと個人的は思っている。だから、今は暗中模索という人は、短距離走を繰り返すように、とにかくネタを仕込んで執筆して、世に配信するところまでを高回転で回していくことにチャレンジするといい。
 反対に、それが無理だという人は、宮脇氏や小川氏のように会社に入る(もしくは作る)といいだろうし、ニュースメディアの編集に回るというのも選択肢になるだろう。それはそれで大変な作業ではあるのだけど、今日はこの辺で。

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