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SMAPや宝塚歌劇団も参加した「パラ駅伝」がかなり衝撃的だった件

開会式に整列する選手団(撮影:安藤光展)

障がい者と健常者が1つのチームに


「パラ駅伝 in TOKYO2015」が11月29日、駒沢オリンピック公園陸上競技場(東京・世田谷区)をメイン会場にして約2万人の観衆を集めて行われました。ゲストとして、人気グループのSMAPや宝塚歌劇団・星組、来賓として舛添東京都知事など東京パラリンピック関係者や政府関係者などが参加しました。

今回は、「パラ駅伝」のイベント取材の機会をいただき、行ってきましたのでまとめます。

「パラ駅伝」とは、障がい者と健常者が1つのチームとなり、ゴールに向かってタスキをつなぐ駅伝のこと。パラリンピアン(パラリンピック出場選手)の方々だけチーム編成ではなく、一般の幅広い年齢層の方々で地域ごとにチームを作っていたみたいです。ガチの勝負ではあるものの、1秒を争う競技というよりは、それぞれが自己ベストを競う勝負という感じでしょうか。

駅伝競技中には、副音声的な形でSMAPメンバーが障がい者スポーツ(ブラインドサッカー、車椅子バスケットボール)を体験したり、注目選手インタビューなどをしており、終始飽きないイベントでした。生SMAPは初めてでしたが、木村さんはガチでイケメンでした。

コース外周を走る車椅子走者(男性)、
競技場外コースにも応援の人が多かった
競技の雰囲気も良く、SMAP主導でウェーブをしたり、聴覚障がい者の方には声援ではなく、ゼスチャーで応援したりしていました。ゼスチャーで選手応援というのは初めてで、妙な一体感というか不思議な空間でした。東京パラリンピックでも、手話みたいな応援パフォーマンスが繰り広げられるのでしょうか。

メイン会場となった駒沢競技場の観客席はほとんど埋まっていました。SMAPや宝塚の人が来るということもあったと思いますが、障がい者スポーツでこんなに集客できると思っていませんでしたね。観覧者は幅広い年齢層の方がいて、SMAP参加のおかげか女性が多かったです。

障がい者でも早い人はめっちゃ早いという事実

視覚障がい者と伴走者、健常者とスピードはほとんど変わらない
僕は、CSR(企業の社会的責任)支援という仕事柄、障がい者支援(ダイバーシティ、マイノリティ支援などの文脈を含む)の話をよく見聞きしており、知人のNPOで障がい者支援をする団体もあります。

それでも、障がい者スポーツ観戦(今回は取材)というのは初めてでしたし、僕よりもっと障がい者という存在が遠いビジネスパーソンって多いと思うのです。

肢体不自由者(義足)の選手。タスキをわたす
直前のラストスパート
実際に観戦してわかったのは、走るのが早い人はめっちゃ早いという事実です。正直マラソン大会経験者の僕より早いです。“障がい者だから遅い”とか、どこか上から目線で見てしまっていた自分に反省です。

お世辞ではなく、肉体的・精神的にハンディがある方でも、それでも一般人のビジネスパーソンより早い人が多かった印象です。これは、障がい者スポーツを体験したり観戦しないと分かりにくいかもしれません。

“腹落ちした”理解が進むために必要なこと

車椅子走者(女性)、前傾姿勢で全力で進む
今回改めて思ったのは、障がい者のスポーツとか支援、啓発の取り組みって本当に普及してないな、ということです。。

例えば、先日の「障害者週間」(毎年12月3〜9日)だって知らないですよね?これは、内閣府で「障害者週間」の前後を含む期間中、障害や障害のある人に対する国民の関心と理解を深めるため様々な行事を実施しているのです。恥ずかしながら、そんな啓発習慣があるなんて僕も知りませんでした。

障がい者って身の回りにたくさんいるのに、実は多くの人にとって“見えていない”存在となっているのかなと。存在しているのに見えない。見えているのは、家族や近い親戚に障がい者がいる場合のみかもしれません。

これは障がい者だけではなく、マイノリティとカテゴライズされる人たち、すべてにあてはまるでしょう。存在しているのに見えない。これらは頭で理解するのではなく、実際に障がい者スポーツを体験したり、大会を観戦したりすることで、“腹落ちした”理解が進むのかもしれません。

今後も、「パラ駅伝」のようなイベントが2020年に向けて開催されていくと思いますので、機会があれば騙されたと思って体験・観戦してみてください。今まで知らなかった新しい世界を知ることができるかもしれませんよ。

■参考サイト

パラ駅伝 in TOKYO
日本財団パラリンピックサポートセンター
パラリンピックの成功は、ノーマライゼーションを進める絶好のチャンス。厳しい環境下でメダル獲得を目指すパラリンピアンたちを支援する組織が発足!
[ PR企画 / 日本財団 ]

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