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スター・ウォーズ予告編にみる動画サイトの勝敗

米交流サイト(SNS)のフェイスブックが巨大な動画投稿サイトとして浮上してきたとはいえ、スター・ウォーズに登場するエネルギー体「フォース」の力はまだ「YouTube(ユーチューブ)」の方が強いようだ。

 分析会社タビュラー・ラボによると、10月中旬にネット上で配信された映画「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」の公式予告編はユーチューブで15日現在、再生回数が7100万回を超えた。一方、フェイスブックでの再生回数は1350万回と、ユーチューブの5分の1に満たない。しかも、18日の世界同時公開まで、まだ日にちがある。

 フェイスブックの動画サイトとしての力は秒刻みで強くなっており、同社によると、一日当たり80億回の再生回数がある。それまでに公表していた40億回の2倍だ。だが、アルファベット傘下のグーグルが運営するユーチューブは依然として、大半の人がウェブ動画を視聴するために訪問するサイトだ。ユーチューブによるとユーザーの一日当たりの動画視聴時間は数億時間に及んでいる。

 スター・ウォーズ最新作の予告編の場合、熱狂的なファンはフェイスブックのニュースフィードに掲載された動画に偶然出くわすというより、積極的に動画を検索する可能性が高い。

 これはスター・ウォーズに限った現象ではなさそうだ。英百貨店ジョン・ルイスが年末商戦用に出した、お涙ちょうだいものの広告をみてみよう。毎年公開されるこうしたオンライン広告はそれ自体が目的のような現象になっている。

 こうした広告の、心の琴線に触れるような本質がフェイスブックでの共有に弾みを付けると思うかもしれない。それもあるが、全体的にみればそうでもない。タビュラー・ラボによると、11月初めに公開されたこの広告はユーチューブで2180万回再生された一方、フェイスブックでの再生回数は770万回近くにとどまった。

 今年のジョン・ルイスの広告はユーチューブ、フェイスブックともに、昨年と同じような視聴傾向にある。タビュラー・ラボの共同創業者アリソン・スターン氏は、こうしたことから、フェイスブックはオンライン広告の効果を単に増大させているだけであって、ユーチューブのトラフィックを共食いしているわけではないことが分かると話す。

By MIKE SHIELDS

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