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子宮頸がんワクチン問題のとてもいい解説 副作用でなくても患者は辛い 医学と医療

BLOGOSでも盛り上がっている村中璃子先生の記事3部作。

あの激しいけいれんは本当に 子宮頸がんワクチンの副反応なのか(前編)
子宮頸がんワクチン薬害説に サイエンスはあるか(中編)
子宮頸がんワクチンのせいだと 苦しむ少女たちをどう救うのか(後編)

子宮頸がんワクチン問題を学問的、社会的、歴史的そして倫理的に疑問をわかりやすく説明してくれているとても素晴らしい記事です。

以前私はブログにこの被害者たちはワクチンの副作用とは思えないという記事を書かせていただきました。(HPVワクチンについて 副作用と言われるものがこれなら、私は自信を持って娘に打たせます
その考えは今も変わっていません。

ただこの間伊藤さんとツイッターで議論しました。 そしてとても大事なことが一つ思い知らされました。それは、副作用であろうとなかろうと、苦しんでいる患者はいるということ、そしてその人たちはあまり良い治療を受けていないのではないかということです。

後編の中のこの文章。
>「科学的に正しいことを『これが正しい診断です』と患者さんや家族に伝えたとしても治療の助けにならない場合があることについてはしっかりと胸に刻んでおかなければなりません」
概して医師は学問としての医学を大事にします。それこそ患者さんの辛さを感じ、それに寄り添う医療よりも白、黒はっきりさせたがります。医学の発展にとってはとても大事なことですが、目の前の患者さんにとってあまりメリットはありません。

転換性障害の話も記載されています。アルプスの少女ハイジのあのクララをイメージしてください。ここで必要なことは、クララのバカと言って走ってくれるハイジが必要なのであって、あなたの体には何も悪いところはないのよという医師の言葉は役に立たないのです。そしてそれこそワクチンの副作用が原因と認定されるかどうかも、患者さんの病態改善にはあまり意味がないのです。

もちろん、副作用の可能性は100%否定できません。それこそ以前あまり病気と認められていなかった線維筋痛症も、今リンパ球の状態とかを比べて他の疾患と区別できそうだという論文も出てきています。(線維筋痛症候群の鑑別にはじめて成功)HANSもそれこそ鑑別できる病態になるかもしれません。ただそのためには患者に寄り添うだけでなくやはり医師による学問の追求が必要なのです。

みなさんに再度言っておくべきことがあります。心の病から身体症状が出ることはある意味当然だということです。体に異常がなくても、痛みを含めた症状が出ることがあまりに多い為、心療内科ができたことは事実として覚えておく必要があります。夜眠れなければだるくなり、食欲は落ち、疲れてしまうことは当たり前なのです。だから気持ちの問題で症状が出ていると言っても何も恥ずかしいことではないのです。そのことをわかることが治るための一歩になります。

ただ医者が忙しすぎると寄り添えません。反省する毎日です。

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