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女性起業家の強みは「共感力」と「つながり力」

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

先日ご縁があって、渋谷ヒカリエで行われた「新興女性起業家フォーラム」というイベントに参加してきました。

今日はこのイベントに参加してみて感じたことを少し書いてみようかなと思います。キーワードは「共感力」と「つながり力」です。

新興女性起業家フォーラムとは?


まずはこのイベントがどんなイベントなのか、日本財団の公式サイトから少し引用しておきます。

「これからのビジネスの在り方」を考える「Emerging Women Entrepreneurs Forum」(新興女性企業家フォーラム)では、アフリカ、中米、アジアで活躍する女性企業家が集まり、共通するテーマについてパネルディスカッションを実施します。さらに、世界各地で活躍する女性企業家と日本企業等がどのように連携していけるのか、その可能性を議論します。

引用元:新興女性起業家フォーラムの開催 | 日本財団


イベントの最初に、主催である日本財団の田中さんが「新興国支援において、支援後のプロジェクトの継続可能性が問題になっている。そのためにこのイベントがネットワークの形成、新しいコラボレーションに繋がっていけば、嬉しい」とおっしゃっていたのが非常に印象的でした。

デザインに力を入れる女性起業家たち。

イベントはパネルディスカッション形式で行われ、雑誌「AERA」の編集長である浜田敬子さんがモデレーターを務め、各新興国の女性起業家の方がパネリストとして登壇していました。

その中でも特に素晴らしいなと思ったのが、以下のお二人。

まず一人目は、エルサルバドル代表のルールデス・マリア・メナ・デ・ゲラさん。「Lula Mena」という環境に優しいフェアトレード基準の手作り製品のデザイン、生産および販売を行っている方です。より良い労働条件と適正な報酬というモノづくりを通じて、エルサルバドルの女性たちのコミュニティ支援も行っています。

「カギはデザインです。」と彼女自身が語るように、新興国から生み出すものであったとしてもデザインは今風にして、海外セレブと呼ばれるようなモデルや女優に積極的にアプローチをしていきながら、ブランドのプロモーションを行っていったことが成功の秘訣だったそうです。最近では「Ron Herman」など海外人気セレクトショップでも、商品が展開されていると語っていました。

そしてもう一人は、日本代表で参加していた岩手県奥州市の株式会社ファーメンステーションの酒井里奈さん。

自社を「発酵ベンチャー」と呼び、発酵の技術を取り入れたバイオマス事業や、化粧品などの商品開発に携わる女性です。

彼女が作る製品も著名なクリエイティブ・ディレクターを起用して、おしゃれでかわいいパッケージデザインとなっており、「少し値段が張ってもいいから、女性が本当に欲しいと思える商品にしている。」と語っており、それがとても印象的でした。

女性の強みは、「共感力」と「つながり力」


上記のお二人のお話を聞くと、以前ブログにも書いたことがあるように、女性の強みはやはり「共感力」なのだな再確認しました。「デザイン」はコミュニケーションであり、共感を得るための大切な手段ですからね。

参照:「GIFT Talks」に参加して感じた、20代女性と共感力の関係性。 | 隠居系男子

また、AERA編集長の浜田敬子さんは「女性にある力は、つながる力だ」ともおっしゃっていました。

この点、酒井さんは「わからないことがあったら、素直に聞く事が大事。プライドも何もなくて、とにかく聞く。そうすれば、いいタイミングで助けが来てくれる。強いコミットメント、コミュニケーション、新しい視点があると、まわりが自然と助けてくれるんです。」と語っていて、これは男性にはあまりない発想だなと。

酒井さんのこういったスタンスや、メナさんの海外セレブとつながり、共感を得ながらプロモーションをしていく手法などは、女性が持つ「つながり力」の為せる業なのだと思います。

最後に


近年は、「拡大」や「成長」よりも、「循環型」や「サスティナブル(持続可能)であること」が強く求められる社会です。

だからこそ、男性的な「説得力」や「引っ張る力」ではなく、上記で述べてきたような女性らしい「共感力」や「つながる力」が今あらためて注目されるようなってきているのだと思いました

そして実は今回のイベント、地方でも開催されていたそうです。

渋谷ヒカリエでこういった国際的なイベントが行われるのはなんとなく理解できますが、地方でこういったイベントが行われることは相当異色なことだろうなと。ではなぜ、地方でも行われたのでしょうか?

具体的には仙台や長野県上田、​東京のお茶の水女子大学​で同様のイベントが行われたそうです。その狙いとして、​アジア女性起業家ネットワーク日本運営事務局代表の渡邉さやかさんは以下のように語っていました。
グローバルで活躍する女性起業家に対して、日本の地方に住む人達が「なんか私たちと似てるね!」と共感するところがあるかもしれない。「同じ人間だから、私も頑張ってみようかな!」って思えるかどうか、普段会わなそうな人たちを集めてそんな機会をつくり出してみたい。

イベントはその後のアクションが一番大事。人生の生き方、多くの価値観を共有することで、少しでも皆さんの中に新しいきっかけが生まれれば嬉しい。

この発想が素晴らしいなと。きっと男性目線のイベントでは、上記のような目的で地方開催は行われなかったでしょう。これぞまさしく女性の「共感力」と「つながり力」によるものなのかと改めて実感しました。

今後もこういったイベントが更に増えていくことにより、国境を超えて女性が社会で活躍する裾野が広がっていけば、世の中はもっと良い方向へと向かうのではないでしょうか。

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