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近藤誠氏の個人情報保護 死者の情報を遺族以外にオープンにしちゃ医師としてダメでしょう!

文藝春秋に近藤誠氏の川島なお美さんに関する記事が出ています。手術を受ける前に彼のセカンドオピニオンを受けられたそうです。

彼女へのセカンドオピニオンは、彼女の希望(抗がん剤は使用したくない、舞台を休めない等)を考慮して、手術を行わずラジオ波(腫瘍を焼く治療法)を行うべきだと薦めていました。局所コントロールとしては一つの考え方です。

また最初の医師に対してもボロクソに言ってました。肝癌、胆管癌は診断のための生検を行いません。生検することでガンを腹腔内にばらまいてしまうからです。ただその説明が下手だったためでしょうが、彼女は最初の医師をトンデモないと評価していました。それに比べて近藤氏の説明には納得されたようです。そのあとの医師の説得で手術を行いましたが、近藤氏は無理やり医師たちが説得したに違いないと発言されています。

まあここまでは彼女自身の内容はさほど出ておらず、そこから出てくるものも推定内容ばかりだし、近藤氏が書いているように個人情報保護法は基本亡くなった方には適応がないことは事実ですので、今回記事に名前を出したことは刑法的には罪にとらわれない可能性が高そうです。

ただ医療者へのガイドライン上認められているのは死者の個人情報は親族へ本人の同意なしに伝えることができるということですので、今回のような不特定多数への公開は鎧塚さんが損害賠償起こせば医師の倫理的責任で戦えるかもしれません。以前彼の親派の方が、近藤先生は訴えられないように文章を推敲していると言っていましたが、本当にギリギリの部分で広報されているのでしょう。それが医師として倫理的におかしくても。

ただその他がひどい。彼女とは直接は関係ない部分でのコメントはいつも通り根拠なし。
手術をすると癌が大きくなる?(そうしたら手術後90%生存する胃がんStage1は?)
見た目はStage1だがすぐStage4になる??
手術をやらなかったら一年では死ななかった? ?
彼女が痩せていたのは手術のための栄養失調??(悪液質を無視?)

早期で手術すればよかったという後出しじゃんけんは言いませんが、彼女をダシにして自分のトンデモ理論を根拠なく広報するのは勘弁です。以前書いた記事です。(がん治療の選択 全ての情報を知った上での個人の価値観)また今井さんのことも述べていました。今の医療を否定したいんでしょうね。

そのくせビタミンC大量療法は真っ向から否定?そりゃ効果は間違いなく乏しいけどあなたのトンデモ理論よりは可能性があるかも。そうか、放射線治療医だから局所のコントロールはわかっても、全身療法はわからないから点滴は薦めたくないんだ。

先ほども書きましたが、例え法的に違反してなくても、自分のセカンドオピニオン外来の宣伝のため、死者の情報を遺族以外にオープンにしちゃ医師の倫理に反する行為としてダメではないでしょうか!

患者さんたちには30分32000円を払い、医学的には大したこと(今回の川島さんは手術をしないという前提であればまあ考え方としてはアリかも)は言われず、自分の情報が死後使われると思って近藤誠氏のセカンドオピニオンは受けましょう。

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