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2014年都知事選に端っこで絡んだ身から見えるsealdsの今後の話

少し前にsealdsに関してつぶやいたら「お前の絡んだインターネッ党はどうした」とツッコミを受けたので、この際2014年都知事選に端っこで絡んだ身から見えるsealdsの姿についてまとめておきたいと思う。

まずいくつか前提条件なのだが、私は2014年の都知事選では前半戦で田母神サンのところのお手伝いを端っこでして、途中で若気の至りで出しゃばりすぎて追放されて、その後都知事選が終わって少しの間家入くんの政治活動、いわゆる「インターネッ党」、のお手伝いをした。余談だが加野瀬さんという方は少し勘違いをされていて「インターネッ党 」というものが組織的な活動と思われているようなのだけれど、「インターネッ党」というのはあくまで家入さん個人の政治団体の登録名称なので、それに関わった人をやたらめったら因縁をつけるのは少々違和感を感じる。

もちろん中途半端な形で停滞していること自体は残念だけれど、それは家入さんの判断だし、本格的な活動を始める前に撤退したのだから、誰に迷惑をかけたものでもないと思う。いずれにしろこの辺は家入さん本人が語るべきことで、私が語るべきことではない。なお冒頭リンクの記事では私はともかく新田サンが激しく糾弾されているのだが、新田サンは一番精力的に誠実的にインターネッ党の活動をしようとした人なので、新田さんを攻めるのはお門違いだと思う。その辺の事情が知りたければいつでも取材は受けるし、ニコ生の一つもやっていいのでいつでもご連絡ください、加野瀬さん。

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(https://www.youtube.com/watch?v=YKdBpHblUEw より引用)

さて本題に戻ると2014年の都知事選は私に取っては「街宣運動」「大衆運動」というものを初めて当事者として間近に見た体験で、本当に貴重な体験だった。当初田母神サンの陣営にいたときは街宣での凄まじい盛り上がりを見て、一方で閑古鳥がないている舛添サンの街宣をみて、「この人は本当に世の中を変えるのかもしれない」などと感化されていた。頭の中では「これは局所的事象だ」と思っていても、見渡す限りの群衆というものは人の感覚を惑わせる魔力がある。

その後いろいろ合って田母神陣営を追放されてしまったのだけれど、なんとなく街宣や大衆運動の魔力にとらわれたままだった。そういう中で渋谷で雪の中で演説する家入さんをみて、率直に言って感動した。心をふるわされた。家入さんのクラウドファンディングや集合知を利用した政策作りのアプローチも斬新で、こういう動きが世の中に広まったら政治も変わるんじゃないかと思った。

この時私は純粋に「大衆運動の熱気」というものに心奪われていた。

それでこうした大衆運動の熱気というものを政治に伝えることのに役に立てないかと思って、インターネッ党の活動に協力してみようかと思ったのだけれど、結果は冒頭に述べたように始まる前に終わってしまった。関係者にそれに対する責任と言うものを問われれば、もちろんそれはあるのだろうけど、税金を利用したわけでも政策に影響を与えたわけでもないし、誰に迷惑かけたものでもないので「あいつらバカだよな」と笑い者にするくらいで勘弁して欲しいというのが本音のところだ。実際私も我がことながら若気の至りだったと思う。

また50万票獲得してあれだけ盛り上がっていた田母神陣営もその後新党の可能性を模索する中で、自衛隊系とチャンネル桜系と反米保守系で内紛を繰り返して、衆院選でも敗北し、今や裁判沙汰で見る影もない。

振り返ってみて思うのは大衆運動というのは「○○に反対」だとか「○○を妥当せよ」とかいったシングルイシューで意見の違う人が団結して糾弾する文脈でしか機能しないもので、その後の建設的な活動には決して繋がらない幻なのだな〜、ということだ。

いざ反対運動が終わって、建設的なことを始めようとしたら、それまで抑え込んで来た意見の違いや権力闘争が噴出して内ゲバ化してしまう。そのうち大衆は嫌気がさして離れていく。そういうものなんだと思う。

sealdsやその関係者の方は多分今大衆運動の幻に魅せられていて、次の運動として「参院選をめざす」と言っているのだと思う。でもやっぱりsealdsは「安保法案反対」という文脈で集ったごった煮の大衆運動でしかないし、決して「民主主義はこれだ」などというような深い中身を持つような団体ではないと思う。これからきっと内紛を繰り返して雲散霧消していくのだろう。

じゃ「大衆運動に意味は無いのか?」っていうと決してそんなことはない。そこで目覚めた人達、出会った人達の人間同士の絆、闘志、は例え運動が挫折した後でも続いていく。その一人一人が運動後に「集まっても何も変えられなかった。じゃ自分たちは社会に対して何が出来るんだろう?」と考えて、苦しんで、動き回って、それぞれの道を探して、新しい事業を興して、少しずつ世の中を変えていくことにこそ意味が有るんだと思う。

自分としてもあの都知事選を経験して、またその後の各陣営のごたごたなどを見て、「やっぱり社会っていうのは急には変わらないのだな」、と痛感し「自分でできることを一つずつ積み重ねて社会を変えていこう」と思うようになり、しょぼいなりに再エネの電源開発・仲介・コンサルの事業を興してなんとか今食っている。少しずつ商売の規模も大きくなって、信頼も積み重なって来て手応えも感じている。そしてその過程で、インターネッ党で出会った人達との縁が生きることも多々あった。

きっとsealdsの諸君も「純粋で、大衆的で、無策で」これから挫折していくのだと思う。でもそれでいい。そこで培った経験なり人脈なり闘志なりが世の中を、政治を変えていくことのなるのだと思う。

ではでは今回はこの辺で。

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