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米国貧困者数4620万人 -- ここ52年間で最高

2010年の米国貧困者数が記録的な数に達した、と報道されている。さっそく調べてみたところ、貧困の境界線となる一世帯家族4人の年収は$22,314(約171万8100円)だ。月収に換算すると1859ドルだから、これはかなり厳しい暮らしになる。

例えばロサンゼルス近辺の場合、寝室が一つだけのアパートを借りると、月々の料金は安いものでも1200ドルほどかかる。家族4人なら両親がベッドルームで寝て、子ども二人は居間ということになると思うが、アパート代を払うと659ドルほどしか残らない。言うまでもなく、政府からの援助がなければ家族行き倒れになってしまう。

少し話がそれるが、貧困レベルの人々を嫌う人たちが増えているような気がする。パッとしない経済、相変わらず高い失業率などが原因になっていると思うが、貧困者たちを寄生虫のように語る人たちがいる。中産階級の暮らしも苦しいのだが、だからと言って貧困者のようにフードスタンプなどの政府からの助けがあるわけではない。おまけに、不法滞在している貧困者までもが政府からの援助を得ている例もあり、中産階級の人々の不満が高まっている。

話をもとに戻して、国勢調査局から発表された数値をいくつか見てみよう。
・ 2010年、米国の一世帯平均年収は$49,445となり、これは2009年の数値より2.3%低い。

・ 2010年の米国貧困率は2009年の14.3%を上回る15.1%に達し、これで3年連続で貧困率が上昇した。

・ 2010年の貧困者数は4620万人、2009年は4360万人。これで貧困者数は4年連続で増え、ここ52年間で最高のレベルに達した。

・ 2010年、健康保険/医療保険を持たない国民は4990万人に達し、4900万人だった2009年の数値を上回った。

ギャラップ社から、こういう統計が発表されている。



上のグラフには、「経済状況は悪くなっている」、と答えた人たちのパーセンテージが示されている。(濃い緑の線は高額所得者、薄い緑の線は中/低額所得者。)
中/低額所得者と高額所得者を比較すると、一般的に言えることは、高額所得者の方が将来の経済に対して明るい見方をするものだ。しかし8月、将来の経済状況に不安を感じている高額所得者は80%に達し、2009年2月以来最高の数値が記録された。中/低額所得者の数値も8月に上昇し、これも高額所得者と同様に、2009年2月以来最高のレベルに達した。

高額所得者たちが米国経済の先行きが心配になった理由として、ギャラップ社は乱高下する株式市場、連邦政府が抱える巨大な赤字、新しい政策を発表しない連銀、混乱するヨーロッパ情勢などを挙げている。

増え続ける貧困者数、金持ちたちも先行きが心配、どうも嫌な雰囲気だ。

(情報源:Record Number Americans, Or 46.3 Million, Lived In Poverty Last Year; 49.9 Million Without Health Insurance
Upper-Income Americans' Economic Confidence Shaken

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