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日本人がこれからMBA留学するのは割に合うのか

「The Economist」の最新号でMBA(ビジネススクール)が取り上げられています。

米国では景気が悪くなるとビジネススクールに行く人が増えるようですが、最近は学校間の生き残り競争がし烈になっているようです。グラフで表示されているように、学費が数年で大きく値上がりしていて、MBA取得が割に合わないと考える人が増えているからです。

MBAは視野を広め、新しい知識や価値観を手に入れるためには役に立つと思いますが、タダではありません。時間とお金がかかります。仕事を辞めて留学するなら、収入も無くなりますし、仕事を失うリスクもあります。

MBA留学は投資として考えることが大切なのです。

このランキングには、The Economistの調査に基づくビジネススクールの評価が掲載されています。上位にある学校を卒業することは、少なくとも日本の大学と同じようにシグナリング効果はあると思います。

しかし、日本人が授業料だけで年間9万ドル(700万円)かけて、自費で海外の2年間のプログラムに出かける価値があるかというと、微妙だと思います。諸々の費用を入れれば、2000万円〜3000万円近いコストになり、その間の収入も得られなくなります。帰国後の仕事の保証もありません。

投資として考えた場合、目先の3000万円のロスを、その後の仕事で取り返さなければならない訳で、リスクに見合うかどうかを見極めなければいけません。

もし、自分がこれからMBAを取得しようと考えるのなら、

1.1年で取得できるプログラムを探す
2.ランキングの高いところ以外は行かない
3.アメリカではなくアジアでこれから伸びそうなMBAを狙う

といったことを考えると思います。ただし、アジアの大学はこのランキングでは30位以内に1校も入っていません。すべてを満たす学校は見つからないのが現状です。

いずれにしても、今までの「MBAイコールアメリカの大学院」という構図は徐々に変わっていくと予想します。日本人が米国の大学に行かなくなったと心配されていますが、実は費用対効果を考えた合理的な行動と見ることもできるのです。

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