記事

株価下落に「アベノミクスの限界を露呈している」と細野政調会長



細野豪志政策調査会長は25日午前、定例記者会見を国会内で開き、(1)株価下落(2)「人種等を理由とする差別の撤廃のための施策の推進に関する法律案」(ヘイトスピーチ法案)の与野党協議の状況――等について発言した。

 日経平均株価の24日終値は5日続落の1万8540円と6カ月ぶりの安値に、25日午前にはほぼ半年ぶりに1万8千円を下回ったことなどに関連し、「日本の経済がこれまで言われていたよりも非常に厳しい状況であることがマーケットによって示されているのではないか。金融政策と財政政策でとりあえず支えるという意味ではもう3年近くに入っており、その効果によって経済を押し上げていくことには、かなり限界がきているのではないか。

いまの日本の経済状況は、アベノミクスの限界そのものを露呈しているのではないか」とコメント。民主党としては成長戦略の議論を本格化しているとして、「需要サイドと供給サイドをバランスよく、国民の生活を豊かにすることによって需要を押し上げていく、それによってデフレも克服していく。供給サイドでもさまざまな改革をやることで生産性を上げていくという、オーソドックスな経済対策というのが安倍政権からはほとんど見られず、そこはわれわれがしっかり議論していく」と述べた。

 外交面でも、ロシアのメドベージェフ首相の択捉島訪問や安倍総理の中国訪問の延期など非常に懸念される状況が出てきていると指摘。「安倍政権は、米国との関係には最大限配慮し両国はいい関係にあるが、そのほかのロシア、中国、韓国といった日本にとって重要な関係のある国について、外交も八方ふさがりの状況になってきていると思う。安倍政権は内政、外交ともに行き詰まりを見せており、そのときに野党がしっかりと受け皿をつくっていくことが今後重要になってくる」と述べた。

 参院法務委員会で審議されているヘイトスピーチ法案をめぐる与野党協議ついては、「公明党は積極的に議論に応じる姿勢を見せているが、自民党はテーブルにはついたものの非常に硬いという状況だ。(参院法務委員会で審議する)刑事訴訟法改正案も重要な法案でありしっかりと成立させていきたいが、まずは(ヘイトスピーチ法案について)与野党協議で結論を出していく必要がある。いま極めて慎重に、重視して結論を出すべくやっている」と報告した。表現の自由について自民党の憲法改正草案で「公益および公の秩序を害すること等を目的とした活動については認められない」と書かれていることに触れ、「表現の自由を規制する側面の強い条文だ」とあらためて批判。

一方で、自民党の政調会長からはヘイトスピーチという、われわれは表現の自由を大幅に逸脱した行為であることが明らかだと考える行為について慎重な、これを認めていくととらえられかねないようなコメントが出ていることから、「非常に理解に苦しむ。政府にとって都合の悪い表現の自由については規制をする姿勢を示す一方で、日本がしっかりと考えていくべき人権問題についての姿勢は極めて甘い。今の政権がどちらの方向に向かおうとしているのかを、ある意味象徴的に示している」と指摘した。

 与野党協議での修正の可能性について問われると、「これまでこうした問題について法律がなかったので、成案を得ていくことが重要。中身にもよるが、飲めるものであれば他党の意見も聞いた上で法案をつくり、通していくことが重要。一番抵抗しているのは自民党であり、あとは自民党がやれるかやれないか、そこが問われる」とした。

民主党広報委員会

あわせて読みたい

「株価」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    新宿区が広報せず高齢者情報提供

    田中龍作

  2. 2

    日本の旅館が外国人にウケない訳

    内藤忍

  3. 3

    バブルを懐かしむ50代女性の貧困

    NEWSポストセブン

  4. 4

    金持ちが駆使する相続税の抜け穴

    MAG2 NEWS

  5. 5

    おっぱい飲ませ登場 モデル賛否

    女性自身

  6. 6

    神対応ボランティアの裏に仕掛人

    中妻穣太

  7. 7

    安倍首相を支える産経の無料記事

    舛添要一

  8. 8

    野田前首相 カジノ法案に目が点

    野田佳彦

  9. 9

    鳥貴族が大苦戦 値上げで客離れ

    MONEY VOICE

  10. 10

    ヒカキンが寄付呼びかけ16万人増

    MAG2 NEWS

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。