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FRB、6月FOMC向けスタッフ見通しを誤配信

Fed Inadvertently Released Staff Economic Projections For The June FOMC.

米連邦準備制度理事会(FRB)は、再び情報漏洩という失態を演じてしまいました。

今回は6月16〜17日開催の米連邦市場委員会(FOMC)向けの非公開FRBスタッフ見通しを誤って公表したため、ウェブ上に公式掲載せざるを得なくなったのです。本来は5年間、公開を待たねばならなかったのですが・・職員の「うっかり( inadvertently)」ミスでホームページに更新したデータにスタッフ見通しを含んでしまったため、見やすい体裁に変更して公表に至ったといいます。

成長・インフレ見通しは以下の通り。
staff outlook1

全体的に6月経済・金利見通しよりグッと慎重なトーン。2015年の成長見通し中央値は1.9%、2016年は2.55%、2017年は2.3%でした。

FF金利(オレンジ線)、10年債利回り、自然失業率などの予想は以下の通り。
staff outlook2

FF金利見通しは年内の0.35%をはじめ、全体的に押し並べて6月FOMC見通し・中央値より断然低い。資料によると、以上の見通しはFOMC参加者の金融政策への見方を反映していません。まあ、当然そう注釈をつけますよね・・。 FF金利見通しの割に、自然失業率は5.2%にとどめ年内利上げをサポートしています。ハト派寄りとの解釈払拭につながり、債券市場はさほど反応しませんでした。

Fedの不注意の歴史をひも解くと、まず2012年10月4日公表予定だった同年9月米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録を直前の3日、メドレー・レポートにすっぱ抜かれる不名誉が挙げられます。しかも、当時FRB理事だったイエレン議長が同年6月にメドレーのアナリストであるレジーナ・シュレガー氏と面会していたために、疑惑を向けられてしまいました。2013年4月には、3月FOMC議事録公表の19時間前に米議会スタッフをはじめ米銀行家協会、米金融機関の幹部などに誤ってリリースしてしまう失態も。米議会によるFedへの風当たりは、ますます強まりそうです。

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