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『ゲームオタク』を死語にした男 任天堂岩田社長逝く

任天堂社長の岩田氏が亡くなりました。病気は手術で快方に向かっていたと思っていただけに、突然の死であります。

岩田社長と言えば、DSの大ブームやWiiで任天堂復活の立役者という評価が一般的でしょう。確かにその通りなのですが、その効果は単に会社の業績を上げただけではありませんでした。

■DSによって「オタク」が消えた

能トレの世界席巻によって、猫も杓子もDS確保に奔走した時期がありました。それまで一日中ゲームで遊んでいる人のことは、他分野と同じく「オタク」と呼ばれていたのですが、お父さん、お母さん、お爺さん、お婆さんまで、能トレで遊び始め、突然死語になりました。なにしろ彼らも一日中飽きもせず遊んでるわけです。でも、毎日4時間能トレで遊んでいるからって、「ゲームオタク」かと言うと、明らかに違います。本来の意味に会わない実態、「1億総ゲームオタク化」によって「言葉」が廃れてしまったのですね。

結果、「ライトゲーマー」「コアゲーマー」という呼び名が誕生しました。

どんなに長時間遊んでいても、能トレのような知育系のゲームを遊んでいるゲーマー層は、「ライトゲーマー」。美麗なグラフィックや、重厚なストーリーなど金が掛かったタイトルをガッツリ遊ぶゲーマーは、「コアゲーマー」。

こうして、ゲーム分野は新たな次元に入りました。逆に言えば、「オタク」というレッテルが嫌ならば、「国民全員がオタクになれば良い」のです。そうすればレッテルは意味を失い、ゲーム分野のように新たな意味の言葉が生まれるでしょう。

「ニンテンドーDS」と「能トレ」を生んだ岩田社長の功績も、「ゲームオタク」という言葉の死と共に、連綿と残るのだと思います。岩田社長、お疲れ様でした。

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