記事

安保法制「われわれがどれだけ踏ん張りを見せられるか」と細野政調会長

細野豪志政策調査会長

細野豪志政策調査会長は23日午前、定例記者会見を国会内で開催。(1)延長国会への対応(2)朝日新聞の内閣支持率調査結果(3)初当選から15年を迎えて――等について発言した。

今国会の会期が9月27日まで95日間の延長が決まったことを受け、「極めて異常であり認めることができないという立場。明日まではこれまでの会期の中の話だが、この後どのように審議をするのかは国対として厳しい立場で臨んでいくことになるかと思う。一方で、政調としては結果として延長になる以上、いろいろな備えをしていかなければならず、本日の役員会でもそのことを確認した」と述べた。具体的には、最重要テーマの一つである安保法制について、「維新の党と議論を積み上げてきた領域警備法案について、維新に対し信頼関係を裏切ることがないよう対応を求めていく。その他の政策についても、維新の側から説明があればそれを承ったうえで一緒にやれる部分をしっかり見極めていきたい。私どもの考え方は4月の時点でまとめているので、それをどこまで具体的な形にするかは党内でさらに議論を深めていかなければいけない」と主張。そのうえで、「最も重要なのは、極めて問題の多い政府案の個別の問題点、欠陥を徹底的に委員会のなかで指摘をしていくことだ」と力を込めた。

領域警備法案の対応については、「同法案に限らず安保法制全体として、法案を提出することへのこだわりは持っていない」と述べ、政府案の問題点をしっかり指摘することこそが国民の期待に応え、充実した審議につながるものだと重ねて強調した。

維新の党と与党との修正協議の可能性が指摘されていることについては、「これだけ問題の多い法案で、多少修正すれば国民が納得するレベルではなく、極めて問題の大きい、わが国の安全保障政策そのものを非常に大きく誤らせる可能性がある法案で、国民のこれだけ反対があるなかで政府与党に万が一でも取り込まれるということであれば、野党としてどうなのかということ。松野代表がしっかり判断されるのではないかと思う」と述べた。

朝日新聞の調査で内閣支持率が先月の45%から39%、特に女性層が42%から32%へと低下したことへの見解を問われると、「労働法制と安保法制が影響していると思う。労働法制については、一生派遣で生きていかなければいけない人が増えるということであり、それに対する国民の皆さんの厳しい目があるのだと思う。そのなかで女性の支持率が下がっているのは、安保法制が大きく影響していると思う」と分析。「われわれは、『近くは現実的に、遠くは抑制的に、人道支援は積極的に』という考え方であり、この考え方を説明すれば多くの国民の皆さんに納得していただけるという感覚を持っている。それに対し、政府案はまったくめりはりがついておらず、地球の裏側で起こる事象についても集団的自衛権を行使していくもの。周辺事態法を拡大し『重要影響事態』と称してさまざまな後方支援をしていくことに加え、世界で起こりうるあらゆる戦争について、後方支援という名前にはなっているが、実質的には戦争に参加することにかなり近く、そこまでいくと賛成できないという国民世論がいま国民のなかに渦巻いていると思う」などと指摘した。そのうえで、「これからの国会審議では、国民の皆さんの期待にわれわれ野党が本当に応えられるのかどうかが問われる。国民世論が、安倍政権、自民党に対し厳しくなってきている一方で、野党の支持率上がってこないのは非常に不幸な状態。そこでわれわれがどれくらいの踏ん張りを見せられるかにすべてかかっていると思う」とあらためて決意を込めた。

初当選が2000年6月25日と、まもなく政治家として15年を迎えるに当たっての所感を求められると、「一言でいうといろいろなことがあったなと。政治家として、民主党としても実に山あり谷ありの15年間だった。政治家に出馬した28歳のとき、人生20年かけてやってみようと思ったので、当初私が視野に入れたところで言うとこの5年間ということになり、勝負をかけていかなければいけない。それくらいの月日が経過したのだとあらためて感じている」と振り返った。

あわせて読みたい

「安全保障法制」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    セブンの生ビール販売中止は正解

    ヒロ

  2. 2

    「人殺し大臣」発言に懲罰はなし

    和田政宗

  3. 3

    川上量生氏「批判は私が受ける」

    川上量生

  4. 4

    「日本の技術はスゴイ」は勘違い

    Dr-Seton

  5. 5

    川上量生氏の独白 都が裏取引か

    おときた駿(東京都議会議員/北区選出)

  6. 6

    野田氏への疑惑が総裁選に影響か

    天木直人

  7. 7

    「ドラクエ式」が被災地で大活躍

    中妻穣太

  8. 8

    山本太郎氏の品位欠く罵声に呆れ

    早川忠孝

  9. 9

    小室圭氏留学 皇室パワー利用か

    NEWSポストセブン

  10. 10

    「野党は反対するだけ」はデマ

    小林よしのり

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。