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知財管理は中小企業の課題か?経営者が持つべき知的財産に対する問題意識

中小企業にとって知的財産への取り込みはハードルが高いと思われがちです。取り組むべき優先順位はあるものの、タイミングを間違うと手遅れになるのが知的財産の怖いところです。

以前ご紹介した工具メーカー「エンジニア」の知財管理の原動力は、社員の方々がいだく会社の知的財産に対する問題意識。問題意識を持って知財管理に取り組んだ結果、事業活動によい循環を与えているようです。

そしてこのような知財管理方針は、代表の高橋氏自らが感じている知財管理の問題意識が切っ掛けです。トップの方針が社内に伝わり結果を出せている好事例でしょう。

経営者が持つべき知的財産に対する問題意識

髙崎社長
・・・企業側に知的財産の仕組みや効果についての理解が不足していると、「特許を取ってもあまり意味がなかった」なんてことになりやすいですし、結局、知的財産の有用性に気づかないままになることが多いのではないでしょうか。

<引用:2014/2/27 日本弁理士会近畿支部 株式会社エンジニア代表・高橋社長インタビュー

知らなかったことが命取りとなり、会社の知的財産が守れなかったという状況は、経営上あってはならないことではないでしょうか。 会社は経営者のみならず、社員のものでもあるからです。

そういう意味で高橋氏は知的財産について率先して勉強して理解を深めたといいます。その結果、ちんぷんかんぷんだった弁理士からのアドバイスもわかるようになったのが会社経営にプラスになっているようです。

専門家への聞き方も大事です。例えば、「このアイデアが特許になるか?」より「このアイデアの特徴はここなんで、少なくともこの部分を特許で守りたいがどうだろう?」とか、「ライバル企業の特許品を参考にオリジナル品をつくったがだいじょうぶか?」と聞いたほうが、弁理士もより効果的なコメントができるわけです。

会社で新商品のアイデアが出ないという問題意識があれば、他社特許の検討会を開くとかアイデアノートを社員にあたえてメモしたネタ(知的財産)について定期的にディスカッションするとか、知的財産活動の仕方もたくさんあります。

≪まとめ≫

大きい会社では他社を攻撃するために特許をとったりもするようですが、中小企業にそのようなやり方は見合っていません。社内の知的財産に対する問題意識を高め、商品やブランドをいかに守り広めていくかを考えることが、中小企業の知財管理のあるべき姿といえるのではないでしょうか。

2015年3月24日

著者 ゆうすけ

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