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「ルノアールとスタバの競争」に喩えることが出来るマクドナルドとシェイク・シャックのバトル

昨日、マクドナルド(ティッカーシンボル:MCD)のドン・トンプソンCEOが辞任しました。業績不振が辞任の理由です。

しかし同社の業績不振は、単にチキンの衛生管理の問題とか、そういうひとつやふたつの出来事が引き金になっているのではなく、もっと根本的な問題だと思います。

それはつまり、最近の消費者は(この食材は、どこから来ているの?)という事に強い関心を持っており、安全で、新鮮な材料を、常に使う、正直で、透明性のあるレストランを選好するということです。

これを実現するには「あ、うちもやりますから」と口先だけで約束しても、消費者は信用しません。サプライチェインからビジネスモデルまで含めて、徹底的にやり直さないとクレディビリティは回復できないのです。

それより、最初からそういうコトを念頭に置いて、イチからファースト・カジュアル・レストランのコンセプトそのものを練り上げる方が早いです。

最近、アメリカではハンバーガー戦争が起きていて、シェイク・シャック(ティッカーシンボル:SHAK)やハビット・レストランツ(ティッカーシンボル:HABT)といった、めちゃくちゃ美味しいハンバーガーを食べさせる、新しいタイプのチェーンが登場しています。

これは喩えて言えば、いままでルノアールしか無かった町に、突然、スタバが割り込んできたような塩梅です。

ハンバーガー市場は巨大市場で、しかも寡占的です。ところが大手はどこも消費者から嫌われています。消費者は、「組み立てライン」ではないのです。

この市場と消費者の求めるものとの間のギャップが、不可能と思える既存秩序を、面白いように突き崩せる局面が到来しているそもそもの理由です。

【関連するレポート】
ハンバーガー・チェーンについて

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