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「「イスラム国」を批判しなければいけない」は全体主義思想そのもの! 批判されるべきは安倍自民党政権だ!

 日本共産党の池内さおり議員が発したツイッターに対し、委員長である志位和夫氏が批判したということが話題になっていますが、この日本共産党の対応は、極めて問題です。

「イスラム国」非難せず「安倍批判」ばかり 共産党・池内議員ツイッター炎上でおわび」(J-CASTニュース)
共産・池内氏のツイート「今あのような形で発信することは不適切だ」志位氏が批判」(産経2015年1月26日)
共産・池内氏が謝罪「今の時期に昨日のようなツイートは不適切だと考え削除しました」」(産経2015年1月26日)

参照
「イスラム国」池内ツイート削除事件 志位共産党委員長まで乗せられた挙国一致と大政翼賛会化」(Everyone says I love you !)

 私も日本共産党の姿勢は宮武先生の見解に賛同するもので、日本共産党までもが「大政翼賛会」に合流するとは何たる大衆迎合か。

 問題となったツイッターの内容はこれです。

こんなにも、許せないと心の底から思った政権はない。『ゴンゴドウダン』などと、壊れたテープレコーダーの様に繰り返し、国の内外で命を軽んじ続ける安倍政権。安倍政権の存続こそ、言語道断、本当に悲しく、やりきれない夜。眠れない

 私は全くもって共感する内容です。

 「イスラム国」に対する批判がないとか、殺害された人に対する哀悼の意が示されていないとか、本当に下らない批判です。
安倍政権に人質解放に向けた本気さはない

 「イスラム国」に対する批判など全く意味がないどころか、むしろこのような「「イスラム国」を批判しないのか!」的な発想は、まさに全体主義そのものの発想です。

 こぞって同じ方向に向け! と言っているのと同じで最悪の発想でしかありません。

 これで思い出すのが東日本大震災によって引き起こされた福島の原発事故。東電や政府の対応が批判されていましたが、中でも東電に対して批判することに対し、「今は、東電の職員だって命がけで対応しているんだ!」と声高に叫んでいた東電職員のmixi記事です。
東電に対する怒りが倍増
今は東電を叩いているときではない?

 当時の雰囲気は、東電叩きはダメだけど、民主党菅政権に対する批判はOK当然みたいな感じでした。

 だいたい雰囲気はわかるでしょう。国策としての原発は大好きだが、民主党政権憎しだけということが、とてもよく伝わってきました。

 批判と言ってみたところで、安倍総理を捕まえての「批判」だったら、時と場合を考えろということになりますが、それ以外の方法で批判することは全く自由だし、今こそ、この安倍総理の「積極平和主義」がもたらした結果を批判するのは当然のことでしょう。今こそ、批判するときなのです。

 ところが民主党では、参議院会長が安倍政権批判の自粛を求める有様です。
「『何をするな』ということではないが…」民主参院会長、政府批判の発信の自重求める」(産経2015年1月26日)

 また哀悼の意についても同じ。何故、インターネット上でそれを「表示」しなければ、他の批判ができないのか不思議でなりません。

 心の中で思うだけで十分でしょう。というより安倍自民党政権によって殺された被害者という感情が先に立てば、安倍自民党政権の糾弾こそが、その死に報いることそのものです。

 先の大戦で戦死した人たちに対する考え方とも共通します。

 特に象徴的なのが特攻で死んでいった若者たち。私からみれば、どうみても軍国主義によって犬死にさせられた被害者なのですが、「犬死にとは何だ! 英霊に対し奉り」みたいに言う人たちがいるわけです。こんなことを言われたら、死んでいった若者が浮かばれません。

 私たちに求められているのは、湯川さんの死に報いるためには何をすべきかということであって、「哀悼の意も示せないのか!」などという揚げ足とりというか、言い掛かりを付けることであろうはずがないのです。

 こういったことで、煽り立てるのは、ネットウヨクたちですが、同じ方向だけを向けという全体主義、大政翼賛会の発想なのです。

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