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政治と箱根駅伝①青学はなぜ強くなったのか

正月恒例の箱根駅伝。

東京ー箱根間往復で行われる駅伝競走には表に裏にさまざまなドラマが詰まっている。

夫が早稲田大学競走部で駅伝をやっていたこともあり、その「裏事情」を多少也とも見聞きするうちに、駅伝業界と政界には思わぬ共通点があることに気づいた。

3回(程度)に渡って記したいと思う。

第1回目は「青学ははぜ強くなったか」(予算の「選択と集中」とリクルーティング)について。(第2回目は「Mの世界」を予定・・笑)

「青学はなぜ強くなったのか」

生きているうちに青学の優勝を見れる日が来るとは、卒業生はおろか選手も含め誰も思っていなかったのではないか。

この命題について事情通の?夫と話す。

「(中国電力)坂口の教え子だからな〜」

夫の解説によると、原晋監督は早稲田出身の坂口さん(夫3つ後輩)の世羅高校の後輩で中京大学に行った。つまりは箱根の選手ではない。

が、インカレ優勝等の実績があり、中国電力へ進む。

実業団で3〜4年やって、引退し、その後は営業マンとして頭角をあらわす。

「オール電化売り上げ一番」?とかだったらしい(笑)

青学が駅伝強化を打ち出し、監督を募集していた時に、原さんは営業マンで培った能力を生かし、プレゼンテーションをして採用となった。

坂口さん曰く「賭け」だったらしいが、みごとに「勝った」わけである。

・・ 「詳しくは今月号の『月刊陸上』で」(by夫)

しかし。

政界もそうだけど、陸上界もある種「人脈」の世界なのだ。

「人脈」とは「拠点」とも言う。

それがないと、選手として見いだされることも、その後長くこの世界に居続けることもなかなか難しい。

つまりは「世羅高校」の拠点がなかったら「青山学院原監督」は生まれなかった。

ちなみに昨日の山の神・神野くんも夫の早稲田大学一年先輩の小田さんの教え子。

「青学」にクロスしている「早稲田」や「中京大」拠点人脈があってこそと思われる。

結局、こうした中で「青田刈り」も行われる。

学校の強化費や推薦枠の振り分けもあって明治・青学が台頭した結果、日大・法政・神奈川が没落。

大学側は予算の中で計画的に強化費を振り分ける。青学は駅伝に力を入れた結果、他のスポーツで切られているものもあるはずだ。
ちなみに早稲田の今回の推薦枠は女子サッカー10人(笑)
野球や男子サッカーが3人程度しか入れず。

陸上は例年並みで、まさに大学の思いが集約していると言える。

「まあな、駅伝強化は単純に『受験生確保』という明確な目標があるからな」(by夫)

つまりは他の強化ではここまでの広告は打てない(笑)

青学の躍進は「選択と集中」の結果でもある。

そして通常は「母校愛」ゆえ「卒業生」から監督・コーチ陣を選ぶが、陸上界においては新興勢力である青学はそうしたOBを持たない。だからこそ、能力があり、トップ営業マンとしても優秀な原監督を選び取ることができた。

スポーツ推薦で入学した学生は、スポーツ推薦入学へのある種の偏見や実際の練習と学業との両立の困難から担当教授は受けるのを嫌がる。

そこを説得するのも大変な労力だが、

原監督は教授会や卒業交流会(業種別にも色々あるらしい)での挨拶回りや寄付のお願い等、相当な努力を払い、その姿には「本当に頭が下がる」との評価があったそう。

優秀な選手を確保する素地を作ったのである。


政界を見ると、小さな政党は軒並みこの部分に失敗している。

青学の躍進に学ぶべきである。

さて、再び、箱根駅伝の中継に目をやる。
全10区で走れる選手は学連選抜も入れれば210人。
まるで小選挙区のようだ。
こ こに至れた、走ることが出きた選手たちと、サポートする部員たち。

一年に一度の楽しみとして沿道で応援する人々。 どんな「大人の事情」があっても、ここで走る若者たちはまっさらである。 「駅伝の神様」と「平和」に守られながら、それぞれの「ベスト」を尽くし切れますようにと心から祈る。

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